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story59 ページ15

『ばいばーい!』『また今度な-』

家が逆方向の先輩と別れ、同じ方向の涼介と私が残った。

涼介「さっきの続き...いい?」

と言って、俯いてる涼介が手首を優しく掴んだ。

A「...ん?」

左手を私の頬に当てて、ゆっくり近づいてくる顔。


『おっと。』

後ろから 肩を引っ張られて 誰かに引き寄せられた。

涼介「...裕翔くん。」

裕翔「さっきからイチャイチャしてるの見てた。

少しは俺との時間もちょうだい?」

A「え、うん...。ごめんね涼介。また今度ゆっくり話そ?」

涼介「おう。じゃあな。」


後ろを向いて、わざわざ遠回りして帰った涼介。

沈黙が流れるなか、最初に口を開いたのは裕翔くんだった。

裕翔「...俺の...フィアンセなんだよね?」

A「らしいね。笑

勝手にお父様が決めただけで私は知らないんだけどね?」

裕翔「でも俺はAちゃんが好きだよ。」

立ち止まって、真剣な顔つきで放たれた言葉。


A「...。」

考えながら黙り込んでしまった。

裕翔「あ、全然、ゆっくりでいいから。」


とぼとぼ歩いてたけど、あっという間に家に着いた。

A「ちょっと、寄ってく?うち。」

裕翔「あ、いいの?じゃあお邪魔します。」


ドアを開けて圭人くんにお客が来たことを伝える。

圭人「お飲み物をお持ちします。」

裕翔「あっ、すいません。」

向かい合わせになって話し合う。


裕翔「...一週間くらい付き合ってくれない?」

A「え!?付き合うって、カップルの振りするの?」

裕翔「そう。一週間でいいから。」


それは私にとって衝撃な一言だった。

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こんち(プロフ) - 間違ってたらごめんなさい。私のこと知ってますか? (2017年12月23日 0時) (レス) id: bf0bcfeaf6 (このIDを非表示/違反報告)
じゃに|おむらいす - ななみ。さん» 光好きでたまんない(〃)リクです。光との絡みでちょいエロくして下さい(( (2015年8月19日 17時) (レス) id: 9b1f7e6b7b (このIDを非表示/違反報告)
ななみ。(プロフ) - じゃに|おむらいすさん» 興奮するというか ちょっと危なくなるかもですね!笑 つなぐ手と手 いいですよね(*^^*) (2015年8月19日 13時) (レス) id: ca148e895b (このIDを非表示/違反報告)
じゃに|おむらいす - 胸がガッツリ当たってる(笑)涼介なら興奮しそう(〃´_`〃)つなぐ手と手私も好きです。 (2015年8月19日 7時) (レス) id: 9b1f7e6b7b (このIDを非表示/違反報告)
ななみ。(プロフ) - じゃに|おむらいすさん» そうなんです!!笑 気付いて下さり ありがとうございます(*^^*) (2015年8月16日 14時) (レス) id: ca148e895b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななみ。 | 作成日時:2015年4月26日 14時

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