ワカメとタラ

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それから朝ごはんを食べて、仕事に行くパパを見送って、はまちゃんとの約束の時間までずっと


黄「Aちゃとはまちゃ、なかよしになれるかなぁ…？」

と心配でソワソワしていた淳太くん。



そんな様子が可愛くて、お姉ちゃんと2人笑いが堪えられない。







今日は淳太くんのお家にはまちゃんが遊びに来る番らしく、今か今かと待っているとピンポンとチャイムが鳴った。




黄「きたっ！！」



玄関に猛ダッシュした淳太くんに連れられてリビングに入って来たのは、ちょっと細めだけど、いかにも元気いっぱい！な感じの男の子。




「初めましてはまちゃん、こんにちは！」

紫「こんにちはぁ」

「Aっていいます。よろしくね！」

紫「はまだ、たかひろでし！あ、へへへ」




淳太くんとはまた違って、なんかおっとりしててふわふわした可愛さに癒される。
いいねはまちゃん、好き！！




「淳太くん、私もはまちゃんとお友達になれたよ！ありがとう」

黄「ほんまぁ？やったぁ」




淳太くんにお礼を言うと、嬉しそうに照れ笑い。

はまちゃんは、そんなに人見知りもないみたいで、最初こそ緊張した表情だったけどすぐに慣れてくれた。







桃「んんー！あぁ、あ！あ！」

紫「もー！のんすけちょっとはなれてぇ」



そしてなにより、のんちゃんははまちゃんが大好きみたいで、べったりしがみついたっきり。

はまちゃんが家に来てからずっとこの調子。






黄「はまちゃ、これしよー」

紫「するっ！！んっ、あれぇ、できん…」



淳太くんが車のおもちゃを持ち出して誘ってみても、のんちゃんに右半身をしっかりホールドされているせいで動きづらそうなはまちゃん。


さすがに助けて、と目で私に訴えてくるため、一旦のんちゃんをこちらで保護してあげることに。




「のんちゃんはこっちで私と遊ぼうね〜」

桃「ぶー…」



一丁前に不服そうな顔で唇をとがらせてるのんちゃんが可笑しくて、しっかりと写真に収めながら




黄「みて！はまちゃ、これ！！」

紫「すげー！ひかっとるっ」

黄「かっこええねっ」



新しい車のおもちゃに感動してる元気な男の子たちを保育士気分で見守ることにしたのであった。





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