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「おはよ〜」
次の日の朝、目を覚ましてリビングの方へ行くと、部屋の中央でちっちゃい背中がこちらを向いていた。
黄「んー…どうしよっかぁ…うーん、でもなぁ」
桃「あぁ…うぅ〜」
何か考え事なのか、うんうん唸っていらっしゃるご様子の淳太くん。
のんちゃんの声も聞こえるけど、角度的に淳太くんの背中に隠れてて見えない。
「朝からどうしたの?」
『さぁ?本人に聞いてみ』
さっきから面白そうにクスクス笑ってるお姉ちゃんに促され近づいてみると、
黄「のんちゃ、どーおもう?」
桃「うぅ?」
黄「むずかちいなぁ…」
腕を組んでずーっと、考える人な淳太くんが、目の前にのんちゃんを座らせて相談コーナーを開いていた。
小さなカウンセラーさんは全くわかってないみたいだけど。
「淳太くんおはよう!朝から考え事してるの?」
黄「ん、あのねっ、きょう、はまちゃがあそぼってゆうたの」
あぁ!あの噂のはまちゃんか!ついに私もご対面できるのね!
「よかったね!この前教えてくれた、仲良しのはまちゃんでしょ?楽しみじゃないの?」
黄「んん、でもなぁ?はまちゃとAちゃ、おともだちやないし…じゅんたとのんちゃが、はまちゃとあそんでたら、Aちゃがさみしいからぁ…」
え?ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!
つまり、私とはまちゃん、どっちと遊ぶかで悩んでのんちゃんと相談してたということ?可愛すぎるんですけど…
「私のことは気にしないで大丈夫!はまちゃんと好きなだけ遊んでいいよ?」
黄「んー…ごめんねぇ…あした、いっぱいAちゃとあそぶ!」
本当に申し訳なさそうに眉を下げて、お着替えに行く淳太くん。
純粋って宝だなぁなんてしみじみしてると、向こうの子ども部屋の方から、あぁっ!と何やら大きな声が聞こえて、バタバタと足音が向かって来る。
黄「Aちゃと、はまちゃがおともだちなったらええやん!じゅんたが、はまちゃに、Aちゃのことおしえてあげるっ」
キラッキラの目をしてひらめいた淳太くんが駆け寄ってきて、
その後ろを全然意味もわかってないのに、すっごく楽しそうに着いて来たのんちゃんに囲まれて、今日も平和に1日が始まりました。
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なぴ(プロフ) - 深瀬さん» おもしろ嬉しいコメントありがとうございます(;_;)まだまだ可愛いポイントたくさん考えておりますので、これからも楽しみにしておいて頂けると嬉しいです! (2017年10月8日 11時) (レス) id: aec702fdf0 (このIDを非表示/違反報告)
深瀬(プロフ) - 初コメント失礼します。可愛さが天元突破してて読みながら頬がピクピクしました。電車の中でニヤける姿を晒してしまいましたが、可愛い甥っ子たちをありがとうございます。 (2017年10月7日 20時) (レス) id: e0839c8daf (このIDを非表示/違反報告)
なぴ(プロフ) - 蒼架さん» 年中さんですね!書き換えました、ご指摘ありがとうございます(T ^ T) (2017年10月4日 9時) (レス) id: aec702fdf0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼架(プロフ) - 少し気になったことがあるので、コメントさせていただきました。4歳になった子が次に進む学年?は年小ではなく、年中ではないでしょうか?細かいことを失礼しました。これからも楽しみにしてます (2017年9月30日 17時) (レス) id: f765b5ff9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きな | 作成日時:2017年9月19日 1時