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自分が座れないとショックを受けるマリウスの背中を摩って、後部座席のドアを開ける聡。
勝利「んふふ♪」
A「(笑) みんな、ちゃんとシートベルトした？」
『したー』
A「じゃー、出発進行ー♪」
車を発進させて、１人目の家に向かってると…
風磨「ってかさ、明日もみんな朝から同じ現場なんだし、このまま皆でAのマンションに泊まった方が早くね？」
勝利「えっ、！？」
健人「確かにっ！その方が時間も短縮されるし…」
マリウス「僕もAちゃんの家に泊まりたーい！！」
聡「…と、言ってますけど(笑)」
A「私は別にいいけど…(笑)」
バックミラーで後部座席をチラッと見た後、助手席に座る勝利を見ると、少し頬を膨らませる勝利に小さく笑うA。
健人「なんか都合悪いの？」
風磨「…まさか、男いんの？」
A「居る訳ないでしょうが！(笑) けど、このまま皆の家に送ったら私の帰宅が遅くなるのは事実だね(笑)」
そう言うAに、後ろにバレない様にAを睨む勝利。
A「(笑) せっかくの勝利の誕生日公演で、肌のコンデションが悪くなるのも嫌だから…このまま私のマンションへ向かいまーす(笑)」
勝利「なんで！？」
聡「勝利、どうかしたの？(笑)」
勝利「なんでもない！！！！僕、寝るっ！！！」
そういって、腕を組んで目を瞑って眠りにつく勝利。
そんな勝利を見て、５人は勝利にバレないように笑った。
しばらく車を走らせて、Aのマンションに着くと…
A「勝利、マンション着いたよ？」
勝利「…、僕ここで寝る」
シートベルトを外し、助手席で寝る勝利を起こすと、目を瞑ったまま動こうとしない勝利。
A「ねぇ、機嫌直してよー(笑)」
マリウス「Aちゃん、早く部屋いこうー。僕、もう眠りたい…」
A「先に部屋入ってて？」
聡「…大丈夫？」
A「大丈夫(笑)」
健人「勝利ー。あんまA困らせるなよー(笑)」
風磨「こいつの目の下にクマ出来たら、勝利のせいだかんなー(笑)」
勝利「………」
A「早く行きなさい(笑)」
後部座席から勝利の頭を器用に撫で、車を降りる風磨たちを見送り…
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作者名：聖子 | 作成日時：2020年9月25日 22時
