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マリウス 母「よしよし。色々 考えてくれたのよね？」
隣に座っていたマリウスのお母さんが、優しくAの背中を撫でた。
勝利 母「Aさん？これからは、私達は家族同然。だから、そんなに背負わないで？」
健人 母「そうよ。今から そんなに背負っていたら、いつかAさんが倒れちゃうわよ？」
聡 母「何かあったら、私たちに相談して？聡たちの事はもちろん、Aさん自身の事も」
風磨 母「ほら、そんなに泣いたら可愛い顔が台無しになっちゃうよ？」
A「…っ、あり、がと…ござい ｯ ます…」
勝利 父「キツいこと言って すまなかった。けど、そうでも言わなきゃ きっとAさんは、全てを１人で背負う気がして…」
聡 父「私たちも、Aさんには感謝してるんですよ。
デビューが決まって、聡のやつ毎日のように、
『今日、Aちゃんと沢山は話した！』とか、
『今日、Aちゃんに振り付け教えて貰った！』
など、嬉しそうに Aさんとの事を話して…。
あんなに毎日 生き生きしてる聡を見るのは、初めてなんですよ？」
マリウス 父「マリも、電話での話題は ほとんどAさんばかり(笑)
今までは、何かある度に『もう、ヤダ…』って泣いていたのが、嘘だったかのように、
毎日 楽しそうにAさんの事を話すんです」
風磨 父「同じ目線で、同じ歩幅で…
ただ、それだけで いいんです」
勝利 父「それだけで息子達は、安心するんです。
前に勝利が言ってました。
『Aちゃんが隣にいるだけで、心強いし安心する』と…。
きっと、皆 同じだと思いますよ？」
健人 父「…これからも、息子達をどうぞ宜しくお願いします」
健人のお父さんの言葉に、両親たちは頭を下げた。
A「頭を上げてください！こちらこそ、これからも宜しくお願い致します！」
そんな両親たちに対し、Aは慌てて頭を下げた。
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作者名：聖子 | 作成日時：2018年9月16日 1時
