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健人「…本当に大丈夫？」
A「んー、ギリ。けど、心配させたくないから…」
風磨「ったく。早く着替えて来いよ。待ってやるから」
A「え、大丈夫だよ？」
風磨「…顔。いつもより、覇気がねぇよ」
健人「あの松島だって、気づくぐらいだよ？」
A「あー…やっちゃったぁー」
風磨「そう思うなら、早く着替えて。あいつら、心配して戻ってくんぞ」
A「そうだね。じゃ、着替えてくる」
そういうと、Aはゆっくり立ち上がって、カーテンのかかった簡易の更衣室に入った。
数分後ー
A「あー、やばい。気持ち悪い…」
着替え終えたAは、カーテンを開けるなり胃を抑えながら健人たちの元へ
健人「吐きそう？」
A「そこまでは…。健人、風磨、フォロー宜しく」
風磨「ん。ほら、行くぞ？」
A「はーい」
健人と風磨に支えられてスタジオに入ると、心配そうに駆け寄る勝利たち。
勝利「ねぇ、本当に大丈夫？」
A「んー？勝利、ごめんだけど順番 変えてもらっても いい？」
勝利「全然 大丈夫！」
A「ありがとう。マリウス、時間まで膝を貸してください」
マリウス「ボクで良かったら、いつでも！」
A「ありがとう。聡、時間なったら起こしてくれる？」
聡「うん！ちゃんと起こすから、ゆっくり寝てて！」
A「ありがとう…」
さっきまでとは違い、素直にお願いするAに、嬉しそうに対応する勝利たち。
それから、なんとか順調に撮影も終わり控え室に戻るメンバー。
勝利「Aちゃん、帰りどうするの？」
A「今、少し落ち着いたし、お兄ちゃんが近くにいるみたいだから一緒に帰るよ」
聡「何かあったら、連絡してね？」
マリウス「すぐ、駆けつけるから！」
A「実家だし大丈夫(笑)けど、ありがとう」
健人「あんま無理しないでね？」
風磨「お前だけの身体じゃないんだから」
A「ねぇ、その言い方…誤解を生むから やめて(笑)」
風磨「(笑) とにかく身体をあっためて寝るんですよー。分かりましたかー？(笑)」
A「…………へーい」
『(笑)』
結局、Aの兄が来るまで皆 一緒に待ち、車に乗り込んで出発するまで、きちんと見届けるメンバーたちなのでした。
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作者名：聖子 | 作成日時：2018年9月16日 1時
