検索窓
今日:13 hit、昨日:65 hit、合計:97,586 hit

13話:上弦の陸、滅す【貴女】 ページ34

身を守ったものの、攻撃により吹っ飛ばされた私達は瓦礫の上に居た

私は虚な目をする宇髄様の怪我の手当てをしていた

宇髄「すげぇよ、やっぱお前は」

「喋らないでくださいますか」

宇髄「地味な癖に強えーのな」

私の話を無視して口を止めない宇髄様に腹が立つ
何にせよなんだ、地味な癖とは

答えずにいると宇髄様のお嫁様達が駆け付けた。

私はある程度の処置が済み側から離れ、頭上に飛んでいる鎹鴉を呼ぶ。

「即刻蝶屋敷に」

鬼の毒が回り過ぎている
私はというと攻撃による怪我は無いが飛んできた瓦礫等により打ち所が悪かったのだろう左腕が変な方向へ向いている

その他の切り傷等の出血を呼吸で止血する。

そんな中、宇髄様達の方が先程よりも騒がしくなり、思わず急いで目をやった。

間に合わなかったかと思えば宇髄様が火に包まれ
お嫁様達が騒いでいる。

「これはどう言う…?」

宇髄「こりゃ一体どういうことだ?」

皮膚が毒で爛れていたのだがそれが綺麗さっぱり無くなっていた。

炭治郎「禰󠄀豆子の血鬼術が毒を燃やして飛ばしたんだと思います」

俺にもよく分からないと言いながら何処からか来た炭治郎様が言い始めた。

そのまま鬼の頸を探すと竈門兄妹はこの場を去った。

私はハッとして“音”を辿るように駆けた

瓦礫に埋もれた実兄の姿を視界に入れると思わず叫ぶ様に呼んだ

「善逸兄さん!」

地面に顔を伏せていた善逸兄さんは私の声が聞こえた途端勢い良く顔を上げる
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら両手を私の方に伸ばしている。

善逸「Aーーーーー!!!!」

私は駆け寄り手を取った

善逸「炭治郎の野郎!両足折れてて痛いって言ってんのに無事か!って置いていったんだ!!」

「そっかそっか、頑張ったね善逸兄さん。上弦の鬼はもう滅したよ」

善逸「じょ、上弦んんんんん?????!!!」

寝ていたから記憶が無いのか目の剥き出して驚き失神していしまった兄ともう1人屋根の上で伸びている猪の伊之助様を抱え宇髄様達の方に戻る。


するとまた1人“音”が増えていた。

蛇柱 伊黒小芭内様の姿であった

「伊黒様」

背後から声をかけると
一度顔を歪ませ上から下へ私を見る

伊黒「お前はほぼ軽傷か」

宇髄「こいつ凄えんだ俺も守りやがった」

と笑っているが信じられんと言う顔で私を見てくる。

そんな視線を無視して宇髄様に声をかける

「宇髄様、蝶屋敷の隠が到着しました」

隠に目伏せし帰路についた

14話:いざ、刀鍛冶の里へ【貴女】→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
243人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫鈴 - 続きが気になります!無理せず更新頑張ってください (2022年9月19日 19時) (レス) @page33 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星夜 - 初コメ失礼します。こんばんは!この小説、すごく面白かったです。これからも更新楽しみに待ってます!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年8月24日 17時) (レス) @page25 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは^_^これからも更新楽しみにしてます (2022年7月28日 9時) (レス) @page24 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
汐莉@ハピラビ(プロフ) - @yuさん» 更新楽しみにしています (2022年6月30日 7時) (レス) @page24 id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - アニメ好き学生!さん» わああ!ありがとうございます!!ゆっくり亀更新ですがよろしくお願いします! (2022年6月18日 20時) (レス) id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:@yu | 作成日時:2022年3月27日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。