19話 ページ20
時は過ぎ、入学式当日
貴『おはよう勝己、制服似合ってるけど着崩すの早過ぎない？』
朝、彼と待ち合わせしている所に顔を出すと既に彼は居て、退屈そうにしていた。
爆豪「……はよ、別に普通だわ。御前こそスカート中学の時に比べると大分短くなったんじゃねぇのか？」
拗ねたような表情で私を見る彼。
出久の事は知っているのか分からないが私の口からは何も言わずにいた。
貴『花の高校生だもの。ヒーローになる為とはいえ、学生の今を楽しまなくちゃ。高校卒業からは忙しくなる筈だし』
受かって登校初日にも関わらず随分と先の話を口にするが、父は言っていた。
"____何事も先を見据え、考え行動しろ。"
私はこの言葉が大好きだ。父らしい合理的な言葉。
だが、それは本当に大事な事であって、ヒーローだけでは無い人生にあたって、教えてくれている父なりの暖かみのある一言。
ﾎﾞｳっとそんな事を考えていると少し離れた所から
イラつきを纏った声が聞こえる
爆豪「遅せぇ。チンたらしてんな。置いてくぞ」
ポケットに手を突っ込み此方を睨んでいる。
貴『あ！ごめん、今行くから待って！』
少しの駆け足で彼に近づき共に登校し始める
口数は少ない物の、これからの生活や授業の話を少して、心が高鳴って行くのがわかった。
数駅電車に揺られ、雄英高校がある最寄り駅からまた少し歩き、遂に目的の場所に到着する。
ｽｯと深呼吸をし、服装を正し、門を潜る。
_______さぁ、此処からだ。頑張ろう。
と、胸に秘めて。
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urUTtmlB9Wljz7r(プロフ) - 相澤先生の娘とか最高かよ…、 (2022年9月8日 23時) (
レス) @page1 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - 深海さん» ありがとうございます！ホントにリアルがバタバタで遅い更新になってしまいますがよろしくお願いします (2019年12月18日 8時) (レス) id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)
深海 - 面白いです！！更新、頑張ってください！応援してます！！！ (2019年11月27日 22時) (レス) id: 5f7ed13017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@yu | 作成日時：2018年12月17日 15時
