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宇髄「生きていられるとは限らなくてもか?」
「そうですね、もしどちらかが、もしくはどちらも死ぬという結果になったら、きっと後悔する…分かってますけど私は恋仲の関係でそうなってしまった時の方が怖いですので」
私が死んでも無一郎が死んでも片方残された方は絶望という感情では収まりきらないだろう
両方死んでしまったら死後の世界はどうなって居るか分からないしもし黄泉の世界があるのであればそこで伝えたい
理想は2人とも五体満足とは言わずもの命があれば約束通り返事をするだけだ
少し、こんな時代に産み落ち、こんな時代に巡り会ってしまった事に
嫌になるしもっと平和な世界線で逢えてたらと想像してしまう
善逸「そんな悲しいこと言うなよ…俺だって、爺ちゃんだって…か、獪岳だって居るんだぞ!し、死ぬなんて…」
「うん、だから私も勿論皆稽古をして最善で挑める様に備えてる。柱稽古死ぬ気で頑張んなきゃね」
善逸兄さんはまた絶望している
宇髄「はあ…お前らおんなじ事言うんだから笑っちまうぜ…」
無一郎も同じ考えと言うだけで嬉しくなってしまって居る
恋は盲目というのはこういう事なのかと知る
宇髄「てか我妻の砕けた話し方に慣れないし困惑だわ…」
ここに我妻2人いるが私の事だろう
善逸「良いでしょう」
何故か得意げな兄さんを横目に話題は変わり
柱稽古、一番手である宇髄様と稽古について話し合い、その場はお開きになった
伊之助様が眠ってしまっている為善逸兄さんと伊之助様は私の部屋の隣で泊まる事になった
私は自室に戻り文を書く
習慣付いたこの時間
師範、獪岳兄さん、無一郎に書き終わり耀に預ける
いつもは善逸兄さんにも書くが今ここに居る為今回は書かなかった。
お風呂に入る前に屋敷の屋根へ飛び移り横たわる
星を眺めながら肺、呼吸の強化としてゆっくり全集中の呼吸をいつも以上に意識して力を入れる
どれくらいか時間が経ち縁側の方から”音“と声がする
善逸兄さんがお風呂から上がり私を呼びに来たのだ
「有難う、私も入ってくるね。隣の部屋にお布団敷いてあるから」
善逸「A…さっきはあんな風に言ったけどさ、素直に後悔だけはして欲しくないから…あの…」
言いたい事は分かってる
兄さんなりに気を使ってくれてるのだ
「有難う、善逸兄さんが私の兄さんで良かった」
そう微笑むと視線を逸らし用意した部屋へ伊之助様を引き摺りながら入っていってしまった。
私も入浴を済ませ足早に布団へ入った。
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三月の専属ストーカーなつめみく - むいちろー生存endか原作通りにいくのか楽しみです! (10月22日 15時) (レス) @page16 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - むちゃくちゃ面白いです!マジで神作品・:*+.\(( °ω° ))/更新頑張ってください! (5月5日 23時) (レス) @page14 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@yu | 作成日時:2023年1月7日 16時