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22話:私の想い【貴女】 ページ1

「待って!無一郎!」

帰ろうとする彼を呼び止める

ゆっくり振り向くまだ正直分かって無い、確かに無一郎は特別な存在だ

だけど、恋心を抱いていたかと問われたらどうなんだろうか?
生憎恋というものとは無縁でこの歳でこんな事を言うのはどうかと思うが

仕事、及び鬼滅に一筋だったから

「正直分からない、無一郎の事は大切だし、大きな存在なの。これが恋という感情なのか定かじゃあ無いんだけどね…」

返事は要らないと言われた手前だったがそれこそ変に意識してしまう
いつ果てるか分からないこの命

言いたい事、伝えたい事は言える時に伝えないと後悔しか残らない

「だけど、今日は勿論無一郎といる時間、文通をしている時間は楽しくて凄く安心するの!こ、告白もとても嬉しかった!」

酷く身体が熱い
痣が出てしまうんでは無いかというほどだ

「今は無理。だけど全てが終わったら!いつになるかは分からないし私、生きてられるてるかも分からないけど。返事をさせて」



少しの沈黙。


無一郎は短く息を吐き笑った

時透「うん、分かった期待してる。それまでお互い死ねないね」

また一つ約束が増えた
元を辿れば同じ約束だが


無一郎は歩き出そうとしていた足を此方に向け戻ってくる
先程より近い距離

時透「ちょっと我儘」

私に抱きつく
予期せぬ展開に反応できずにいると吹き出す無一郎

時透「意識し過ぎない様にねA。じゃあ、おやすみまたね」

今度こそ自分の屋敷に帰ってく彼

私はその場に座り込んだ

「何あれ、あんな無一郎私、知らないよ」

暫くの時間地面に座り込んでいると

見知った“音”が近づいて来る
それでも立てずにいた、刺激が強すぎる


善逸「あれ?A?!!!」

そこに現れたのは何かの包みを持った善逸兄さんと伊之助様だった
炭治郎様と禰󠄀豆子様は未だ蝶屋敷なのだろう

「ぜ、善逸兄さん…」

善逸「ちょ、ちょっと…何その“音”!!!!何があったのさ!!!」

どんな“音”かは私容易く分かってしまう。
きっと“困惑”“照れ”“恥ずかしさ等だろう


屋敷の前とはいえ、道端で騒がせるわけにはいかない為2人を屋敷へあげる

少しずつ落ち着きを取り始め善逸兄さんが持ってきた大根でふろふき大根を作る。

善逸「わ、美味しそう。Aのご飯久々だあ」

伊之助「何だこれ!!」

伊之助様は初めて見た食事のようで目を輝かせている

「ふろふき大根って言うの」

出来上がったふろふき大根を見ると無一郎が浮かび上がる

・→



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三月の専属ストーカーなつめみく - むいちろー生存endか原作通りにいくのか楽しみです! (10月22日 15時) (レス) @page16 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - むちゃくちゃ面白いです!マジで神作品・:*+.\(( °ω° ))/更新頑張ってください! (2023年5月5日 23時) (レス) @page14 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@yu | 作成日時:2023年1月7日 16時

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