砂糖くん♯12 ページ12
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あれから、佐藤くんとは
よく話すようになった
お互いの趣味の話とか、そんな話で
学校でもよく会話をする仲に進展した
勝「俺さ、この前ネットで
めっちゃかっこいいギター見つけたんだけどさ
やっぱそれなりに値段高くて
買おうか今すっごい悩んでるんだよね…」
私たちは学生。
買いたくても手を出せないことだってある
貴「佐藤くん、部活忙しいし
バイトっていっても時間なかなか
取れなさそうだよね…」
そうそう〜と言いながら
少し長めの黒髪をくしゃくしゃといじって
お悩みの様子
実は私も今、ある一つのバッグに
目をつけている
でもやっぱりブランド品ってだけあって
なかなか買えそうにはない…
そんな話をしていると、
聡「Aちゃんっ」
教室の外から私を呼ぶのは、
隣のクラスの聡ちゃん
.
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と…
風磨?
貴「こいつがAと今日の放課後
ちょっと行きたいとこあんだってさー」
聡「ちょっ、風磨くん!!
俺ちゃんと言えたのにっ…!」
風「だってお前、俺いないと
恥ずかしくて誘えないって言ってたじゃん」
聡「〜〜〜///」
聡ちゃん顔真っ赤、笑
貴「聡ちゃん?笑」
恥ずかしそうに俯く聡ちゃんが
なんかすっごく可愛くて笑っちゃった
聡「あ…あのさAちゃんっ
放課後…時間、あるかな?…」
今日の放課後は、なんにもなかったはず…
貴「うん!大丈夫だよ!」
聡「ほんと!? よかったあ…
じゃ、放課後こっちに迎えに来るね!」
パアッと笑顔になった聡ちゃん
弟みたい、可愛いいい笑
なんだ俺いなくても誘えんじゃん〜
風磨がボヤきながらクラスへ戻ろうとするのを
ペットのようにくっついて戻っていった
勝「あの子と今日、一緒に帰るの?」
少し遠くで、私達が話し終えるのを
待っていた佐藤くんがそう問いかけてくる
貴「うん!
なんか寄りたい所があるんだってさ、
どこかは聞かされてないけど笑」
勝「ふーん、そっか」
大して興味がなさそうに返答する
勝「あのさ、進藤さん」
貴「ん?」
勝「また今度、時間できたら
一緒に、どっか行こうよ…?」
まさかの、佐藤くんからのお誘い!!
これにはびっくりだ笑
でも、なんだかそれが嬉しかった
貴「もちろんだよっ」
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少女A - 花さん» ありがとうございます♪亀更新ではありますが、これからも書き続けたいと思います! (2017年11月29日 7時) (レス) id: f917f7c677 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 続き楽しみです。 (2017年11月26日 21時) (レス) id: 7b0326607d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:少女A | 作成日時:2017年11月26日 16時