砂糖くん♯42 ページ13
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ある日、いつものように
健人が怒鳴り散らした
もう何も感じることができなくなって、
涙すら出てこなくなった
健「おい、ちょっと来い」
強引に私を引っ張って
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無理やり押し倒され。
健人は、私の着ていた服をビリビリと破いていく
貴「えっ…！！」
全てを察した私は、必死に逃げようとした
貴「やめて！！ねえ健人！！
やめてよ！！」
枯れていたはずの涙がまた溢れてきていた
嗚咽でうまく喋れなかったけど、
それでも夢中で訴えた
健「全部お前が悪いんだからね」
そう言って笑った健人の目は
もう、目の前の私を映していなかった
強引にキスをされ、
このままじゃ身体が汚れてしまう
健人が自分のズボンのベルトに手をかけて
外している隙に、
振り絞れる全ての力で健人を押して
逃げた。
ひたすら逃げた。
健人によって破かれた服だって、
そんなのもうどうでもいい
持ってきたパーカーに身を包んで
暗くなった街をがむしゃらに走って、
家へ駆け込んだ
健人が追いかけてくるかもしれない
そう思ってふと後ろを振り向いたけど、
健人の姿は無かった。
…
健人は、本当に私のことを
好きでいてくれたんじゃなかったんだね
追いかけて来られるのは当然怖かったけど、
まだ健人のことを、どこかで好きな気持ちは
あったのかもしれない
優しい一面もあったから。
家に帰って2階の自分の部屋に行き
ドアを閉め、
普段と様子が違う私に疑問を抱いたお母さんに
事の全てを話しながら
その日の夜、今までにないくらい
泣きじゃくった。
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少女A - 黒髪の白雪姫さん» 面白いと言っていただけてとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年12月23日 12時) (
レス) id: f917f7c677 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 初コメです！凄くおもしろいです！更新がんばって下さい！ (2017年12月10日 21時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：少女A | 作成日時：2017年12月2日 11時
