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あの出逢いから数日。
少しずつここでの生活にも慣れてきた。
何より、子供達が懐いてきてくれてるのが嬉しい。

ただ…勝利くんとはなかなかコミュニケーションが取れない。きっと人見知りなんだろう、話し掛けても素っ気ない返事しか返ってこない。

今も一人部屋の隅で車のおもちゃを手に静かに遊んでいる。

『勝利くん、先生と遊んでくれる?』

佐「んんん…いい…けど…」

少し考えてはいたものの肯定の返事をくれた。

『勝利くん、お車好きなの?そのお車かっこいいね!』

佐「うん、これはね〜…」

私が車の話をすると今まで見たことがないくらいの笑顔で話してくれる。

ほんとに車が好きなんだなぁ…。

松「せんせっ!お喉、」

ふいに服の裾を引っ張られる。振り返るとそこには聡くんがいて、喉が渇いたとジェスチャー付きで訴えてくる。

『お喉渇いた?お茶飲もっか』

松「ん!おちゃちゃ〜」

聡くんの手を引いて小さなキッチンに来た。
そこには五色に色分けされた蓋とストローが付いたコップがあって、私は緑色のコップを取る。
そこに冷蔵庫から出したお茶を少しだけ注ぐときっちりと蓋をして聡くんに渡す。

松「せんせ、あーと!」

聡くんはまだまだ舌足らずだ。それでもきっちりとお礼を言い、小さな両手でしっかりとコップを持ちながらストローに吸い付く。

松「んあ、おいし」

余程喉が渇いていたんだろう。一気に飲み干すとコップを私に差し出す。

『よし、皆の所に戻ろっか?』

松「だっこ、せんせ」

私の足にしがみつき上目使いで此方を見上げながらそんな風におねだりしてくる。

『もう、可愛いんだから』

抱き上げると嬉しそうに聡くんは抱き付いてくる。
そのまま私たちは皆がいる部屋に戻った。

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作者名:ゆう | 作成日時:2018年9月30日 1時

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