僕が日々感じていること【実話】 (ページ4)

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ありがとうございます【向葵】ページ4

お会いしたこともないのにお願いを引き受けてくださってありがとうございます。

今回はハルの方がRayの近くにつけていないので、私『向葵』がこのお話を書かせていただきます。
RayがHaruさんのことをお話しする時、普段はあまり見せてくれない本物の笑顔を見せてくれます。
彼には〈友達〉と呼べるお友達はいませんでした。信用ができなかったそうです。
ですが、唯一Haruさんには気を許しているようです。普段は絶対にしなかった学校の話を楽しそうにしてくれるんです。。本当にありがとうございます。

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今回は気になった方もいらっしゃるかもしれないということで、私たちの関係のお話をさせていただこうと思います。私たちは人を笑顔にするお仕事をしています(お仕事といっても大掛かりなことではありませんが)。Rayもその1人です。そしてこれから登場するかもしれない人たちのお名前をご紹介します。
私『向葵』と、『ハル』、『梨花』、『羽美』、『玲奈』、『フミ』以上です。

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私たちは全員高校生で、Rayだけが中学生です。
そしてRayは最年少にもかかわらず副リーダーをしています。
なので、彼にもいろいろ考えることがあって、すぐ悩みます。
「自分はこれでいいのか」「成長しているのか」
悩んで悩んで寝れるはずの時間も一人で練習したりして。
「やめなさい」と言っても気が済むまでし続けて体調を崩すこともしばしばあります。
それでも彼は私たちの中で一番強くて優しくて責任感の強い子です。
彼がいなければ私たちはこうやって仲良くできていなかったんではないかと思うこともよくあります。
学校で数回泣いてしまったことはあったようですが、それ以外に人に涙を見せたことがありません。
私たちもついこの前初めて彼の泣いているところを見たほどです。
しかし、一度彼は私たちの前で笑わなくなったことがあります。いや、正確に言えば苦笑いが多くなった。というところでしょうか。
彼はｲｼﾞﾒを受けていました。
それでも彼は人前での笑顔は絶やしませんでした。心配させないように、だそうです。

続く