二十五話。 ページ26
目が覚めて感じたのは、手首の痛み
堅い金属で出来た鎖が私の手首に巻き付いている。長い間このままだったようで、皮膚が赤くなっていた。
ここは、修哉の部屋
結局私...捕まっちゃったんだ...
手を動かしても離れない。
赤い糸ってこんな感じなのかなと思う。
赤い糸で結ばれた相手とは離れられないんだ。
...
一生。
少し鎖を引っ張るが、何も変わらなかった。
一生このままなのかな。
_______一生
果てしなく、長い...
好きな人と一緒なんて素敵な事だけど
...私は素敵な事をしているのだろうか
A「修哉」
彼の名前を呼んでみるが返事はない。
疲れて眠っちゃったのだろう
...嗚呼
退屈だなあ.........
周りを見渡してはみたが、冷たい床と本棚と修哉の私物があるばかりで何も無く、
特にやる事もなく
眠ることにした。
.
カノside
カノ「起きて、Aちゃん。大好きなAちゃん」
さっきはゴメンね、怖かったデショ?
Aちゃんが怯えて逃げるから、心配しただけなんだ...
戻ってきてくれて良かったよ
今度はちゃーんと守ってあげるからね
Aちゃんは僕を裏 切 らないって分かってる。だから戻ってきてくれてくれたんだよね。
分かっテルヨ
囈言のようにAちゃんの寝顔を見て呟いた。
この部屋には僕とAちゃんの二人しかいない
二人だけの世界だよ
こうしていつまでも一緒にいられるなんて
幸せだな。
幸せで幸せで可笑しくなっちゃいそうだよ
Aちゃんの赤くなった耳をゆっくりなめると、「ん。」と可愛らしい声がした。
可愛いな、本当に可愛いな
ずっと独り占め出来るなんて幸セだよ。
...僕ダケ...
僕だけが幸せなのは、Aちゃんにとって不平等かな...
僕はAちゃんにも幸せになってもらいたいんだ
____だーいすきなAちゃんだから。
A「修哉?」
ん?
起きてたの?
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真ん中さん - ヤンデレすごい書くの上手です! (2017年10月18日 19時) (レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫陽炎 - こ、これはすごい……!!文才ありすぎですよ作者さん! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 241e025b8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり - カゲプロ大好きカゲプロ厨さん» なんで。てか名前いたいね (2016年11月13日 22時) (レス) id: eb6bd675cb (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - コユさん» 文才など皆無ですよ、、コメントありがとうございます! (2016年7月31日 15時) (レス) id: 31ccddbd6a (このIDを非表示/違反報告)
コユ - ぶ、文才が、羨ましいです... (2016年7月31日 10時) (レス) id: 709004cd4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*藍夢ナズ* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nazuna920/
作成日時:2016年3月9日 19時