十八話。 ページ19
キドは私の前に倒れた。
「は...は...はぁ...」
鼓動が鳴りやまない
目眩がする...
そこにいたのはあの時のカノだった。
ひどく取り乱した顔で、手には刃物が握られていた。
A「あ、ああ、修哉...」
カノ「また逃げたんだねぇ...Aちゃん
もう安心して、もう敵は来ないから、
敵は倒したから...Aちゃん」
修哉...
壊れちゃったの?...
修哉は私を部屋に連れ込んで、愛した。
事後、修哉は私をきつく抱き締めて寝てしまった。
カノ「Aちゃん。また夢を見たんだ
Aちゃんが死んじゃう夢」
A「そうなんだ...」
私は黙って修哉の話を聞いていた。
夢の内容は私と全く同じで、修哉もまた時間を繰り返している事が分かった。
何回も何十回も、何百回も時間を繰り返していたらしい。
だからカノの顔が憔悴しきっているのだ。
やっと分かった。
私の能力は繰り返された時間を追体験できることらしい
...嫌な目の能力が身に付いた
でも、時間を繰り返していればいずれ何かが分かるかもしれない。
...何も分からないかもしれない。
A「起きて、修哉」
キドやシンタローや...皆を憎む必要はないのって伝えなきゃ
多分。断定は出来ない。
しようにも、できない。
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真ん中さん - ヤンデレすごい書くの上手です! (2017年10月18日 19時) (レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫陽炎 - こ、これはすごい……!!文才ありすぎですよ作者さん! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 241e025b8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり - カゲプロ大好きカゲプロ厨さん» なんで。てか名前いたいね (2016年11月13日 22時) (レス) id: eb6bd675cb (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - コユさん» 文才など皆無ですよ、、コメントありがとうございます! (2016年7月31日 15時) (レス) id: 31ccddbd6a (このIDを非表示/違反報告)
コユ - ぶ、文才が、羨ましいです... (2016年7月31日 10時) (レス) id: 709004cd4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*藍夢ナズ* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nazuna920/
作成日時:2016年3月9日 19時