竹谷 ページ9
元々俺の紹介だけだったので自己紹介が終わったあと直ぐに解散となった。
6年生の元に行こうと足の方向を変えた途端、周りにたくさんの人が群がった。
どこの時代も知らない人が来ると興味津々なんだな〜。それより助けてくれないかな〜、なんて。
そう思い目で6年生を探すも見つからないので見捨てたという判断をさせてもらう。後で覚えとけよ……
群がっている人は様々で、と言っても水色の服、ピンクの服がほとんど。えーと？ピンクは女子しか着ないからくノ一だろ？水色は〜……あ、1年生か。
女子ってほんとおしゃべり好きなのな。さっき質問たくさんしたろ。もういいじゃん！！俺は寝てぇよ！！ってか朝から元気だな！！と顔は真顔で心の中で騒いでいた。
俺の中は絶賛カオスだよ。
どうやってかわそうか考えていたところ「百地先輩！！」と言う声がした。くノ一じゃない。かと言って1年生の声じゃない。じゃぁ誰が？
そう思い周りを見渡すと群がりの後ろの方で藤色の服を着た髪の毛がお世辞にも綺麗とは言えない男子が俺の方に手を振る。
竹谷八左ヱ門だ。俺の所属してた委員会の後輩。もちろん持ち主の記憶を辿らさせて頂きました。
『竹谷！！』と呼び、群衆をかき分けて竹谷の元に進む。そして竹谷の前で止まり後ろを見て俺なりの営業スマイルでこういう
『俺、この人と話がしたいんだ。だから君たちの話は俺の都合が着く時にいくらでも聞いてあげるから。今だけはごめんね？』
くノ一からは悲鳴が上がったが気にしない。とりあえず笑顔を保ちながら竹谷を俺の部屋……まぁ医務室だけど、そこに連れてく。
『竹谷、久しぶりだな』
竹谷「百地先輩…！あなたは今まで何処にいらしてたんですか！！僕がどれだけあなたの事を心配したと思ってるんですか！先生方は何か知ってるはずなのに教えてくれないし！」
『…俺のこと大切に思ってくれてたんだな。ありがとう。そんで、ごめん年下のお前に心配かけて。それに委員会も任せっきりで』
竹谷「…でもちゃんと帰ってきてくれて良かったです。」
『信じて待っててくれてたのか、ありがとうな』
この体の持ち主はどれだけの人に大切に思ってもらってるんだろう。こんなにたくさんの人に心配してもらってさ、全てが恵まれてる訳じゃないけど人間関係においては恵まれてるなと思った。
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驟雨(プロフ) - 黒さん» ありがとうございます！！楽しみにしていただいてくださるのはとても嬉しいです。更新頑張ります！ (2021年2月6日 14時) (
レス) id: 4aca6bcc7f (このIDを非表示/違反報告)
黒 - 続き気になってます。これからも更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2021年2月6日 9時) (携帯から) (レス) id: 737802ebc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊幸゜ x他1人 | 作成日時：2021年1月25日 0時
