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医務室へ ページ50

『……よし、お前たちもう起き上がっていいぞ。悪かったな急に。誰か怪我してない?』



一平「ちょっと腕を掠ってしまいました。」


『わかった。俺と医務室行こう。他の子は?』



と言うと大丈夫だと口々に言った。とりあえずは大事には至ってない……よかった〜


と安堵していると前線の方から


三郎「乱太郎!雷蔵が怪我をしたー!」


と雷蔵の手を引き医務室へと走っていく三郎と

小平太「私もー」


と手を押さえて三郎の後を小平太が走っていった。
それに苦笑いをして一平を抱えて医務室に行く。



『ごめんな、一平。俺が一平たちに飛び込んだ時に掠ったんだろ?』



一平「は、はい。でも先輩が僕たちを守ろうとしての事だったのでこれくらいなら大丈夫です」


『それでも怪我させちゃったからな〜…また今度お詫びさせてな』



一平「いえ!そんな、大丈夫です」


『いーの、いーの俺がやりたいだけだから。ほら医務室着いたよ』


と医務室に入り、床に一平をおろす。
医務室はさっきの砲撃で怪我をした人がいて忙しそうだった。動けるのが乱太郎と伏木蔵だけだからね…



乱太郎「百地先輩どうなされましたか?」


『あぁ、一平が腕を掠っちゃってさ……』


乱太郎「わかりました!」


と説明すれば、一平の様子を見てくれた。
ほんと忙しそうだな〜とボケーッとしてればまた医務室に人がやってきて、誰だろも思い後ろを振り向くと万さんで



『え!!?万さん何したんですか!!?』



と思わず大きな声で叫んでしまう。それに対してみんながびっくりして、伊作からは静かにするように怒られた。
ごめん、これは完全に俺が悪いわ。ってかこんな感じの昨日もなかった?デジャブなんだけど



聞くと生徒を守って怪我をしたらしい。それからそんなに大きな怪我じゃないそうだ。



『よかった〜……』


生徒を庇って怪我をした、か。万さんらしいや。それから恥ずかしがるところも……



その後小平太は治療が終わると


小平太「乱太郎!ありがとう!行ってくる」


と片手負傷のまま出ていった。でも出ていったと思いきや戻ってきて


小平太「A!お前も行くぞ!」


と言われ、返事をする間もなく手を引っ張られてそのまま医務室を飛び出した。







*

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驟雨(プロフ) - 黒さん» ありがとうございます!!楽しみにしていただいてくださるのはとても嬉しいです。更新頑張ります! (2021年2月6日 14時) (レス) id: 4aca6bcc7f (このIDを非表示/違反報告)
- 続き気になってます。これからも更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2021年2月6日 9時) (携帯から) (レス) id: 737802ebc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊幸゜ x他1人 | 作成日時:2021年1月25日 0時

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