それぞれの帰る家へ ページ36
『ん?昨日と今日は休みだよ。ついでに言うとこれから俺の通ってる学園が夏休み入っちゃうんだけど、その時家に帰んないと行けないんだよねー。だからしばらく休みだね』
女の子2「えぇー。家ってここからどのくらい?」
『んー……山をいくつだったかな……4つ?か5つくらい越えたとこ』
女の子1「それじゃぁ、百地くんが夏休みの間会えないってこと?」
『そうなるね。』
女の子2「寂しい〜」
『そうだね、俺も寂しいよ?でも夏休み終わったらまた毎日バイト入るから、それまで待ってて?ね?』
「「うん!」」
と会話がひと段落着いたところで2人に別れを告げて後輩に目を向ける。
思わずため息が出る。
『……気にしないで。お願いだから』
虎若「いっつもこんなことしてるんですか?」
『突っ込まんといて。……そうだけど。相手しないと感じ悪いだろ。それに店の印象にも繋がるしさ……』
一平「大変なんですね」
『ありがと一平。まぁ、あんだけだったら可愛いもんよ。執拗いと後をつけられるからね。』
と言うとうわぁ。とみんなが顔を引きつらせる。
ま、そんなのすぐ気づくし、簡単にまけるしこれも可愛いっちゃ可愛いけど。
女の子にキャーキャー言われるのは男名利に尽きるわけだし。まぁ興味無いけど。
一平「先輩」
『なんだ?』
一平「顔が死んでますよ」
『……疲れてんだよ。知らんけど』
一平「お疲れ様です。ゆっくり休んでください」
『ほんとありがとう一平。俺の弟になる?』
竹谷「馬鹿なこと言わないでくださいよ」
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『さーー!夏休みだー!』
仙蔵「そうだな」
『いやー、家に帰るなんて久々だなぁ。これで宿題なんてなければっ!』
文次郎「まぁいいだろ、今年で最後なんだから」
『んー、それもそっか。』
留三郎「じゃぁ俺と伊作は先に帰る。またな!」
『おー、元気でな』
小平太「私も帰る!行くぞ長次!いけいけどんどーん!」
長次「もそ」
『またなー。』
仙蔵「さて、私たちも行くが……」
『俺は万さんと帰るから、先帰んなよ。まだしばらくかかるみたいだし。』
文次郎「そうか。それじゃまた夏休み明けにな」
『うん、またね。』
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驟雨(プロフ) - 黒さん» ありがとうございます!!楽しみにしていただいてくださるのはとても嬉しいです。更新頑張ります! (2021年2月6日 14時) (レス) id: 4aca6bcc7f (このIDを非表示/違反報告)
黒 - 続き気になってます。これからも更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2021年2月6日 9時) (携帯から) (レス) id: 737802ebc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊幸゜ x他1人 | 作成日時:2021年1月25日 0時