福 ページ14
手をパン！と1回鳴らす。
するとその音に驚いたのか竹谷以外の子がびっくりした顔でこちらを向く。
『ごめん癖でつい…。驚かせるつもりはなかったんだ…』
と言うと5人は「びっくりしたぁ〜…」と力なく座り込んだ。
『え？大丈夫か？ほんとごめん！』
竹谷「先輩まだその癖あるんですね、ってことは何か考え事ですか？」
孫次郎「癖？」
竹谷「あぁ、先輩はなにか考え事をしてそれが良くない方にいった時とか今考える時じゃないってなった時にその思考を止めるって意味で手を叩いてるんだ。」
『え、なんでそこまでわかってんの。怖いんだけど』
竹谷「え？昔、先輩がそれをして驚いた俺にそうやって説明されたんです。覚えてないですか？」
『えー……？言ったっけな？』
こいつ俺と同じ癖があるのか…。そういえば
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留三郎「相変わらず面倒なことは嫌いなんだな」
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って言ってたな。性格も同じなのか？益々わからん。
竹谷「先輩、また何か考え事ですか？」
『ん？この子の名前どうしよっかなーって』←
竹谷「ほんとですか？それで名前は何にするんですか？」
『んー……そうだな。…………福とかどうだ？』
竹谷「いいんじゃないですか？」
『よし、お前の名前は今日から福だ。よろしくな〜福ぅ〜。』
と言い撫でくり回す。すると先程のように喉を鳴らし、もっと撫でて欲しいと言わんばかりに手にすり寄る。
1年生からはいいな〜！の声が上がる
『大丈夫、お前らにもそのうち懐くだろ。今構いまくってたら嫌われるぞ？福から歩み寄ってくれるのを待ってやってくれ』
その後委員会活動をして解散となった。重労働だわ。ほんとに飼育してる数が多いな。そりゃ人数足らんはずだな。
そして俺と竹谷は委員長の引き継ぎや、予算の考案の話をした。
予算を半減させられてるけど上手くやりくりしてるみたいだな。それでも予算は多いに限る。
『まずは予算の半減分を取り戻さないとな。そのためにはまず孫兵のペット大脱走を無くさないとな……』
竹谷「そうですね。」
『基本的に檻が壊れてるとか、壊されたとかでの脱走か。そうだな……わかった。俺が何とかするわ』
竹谷「え？何をするんですか？」
『まぁまぁ。お楽しみってことで』
と言い混乱する竹谷を他所に解散といい俺は未だ混乱してる竹谷を置いて部屋に帰った。
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驟雨(プロフ) - 黒さん» ありがとうございます！！楽しみにしていただいてくださるのはとても嬉しいです。更新頑張ります！ (2021年2月6日 14時) (
レス) id: 4aca6bcc7f (このIDを非表示/違反報告)
黒 - 続き気になってます。これからも更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2021年2月6日 9時) (携帯から) (レス) id: 737802ebc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊幸゜ x他1人 | 作成日時：2021年1月25日 0時
