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小山side
いやいやと首を振るシゲに困ったような顔をして、まっすーが俺を見る。
増「じゃあ小山に貼ってもらおう、な？」
まっすーがはい小山、とフィルムがはがされた冷えピタを渡してきた。
…俺に貼れって？嫌だって言うシゲちゃんのおでこに？
小「…シゲー…シゲちゃーん、貼るよ、ちょっとひやっとするけどすぐ慣れるからね」
加「やだっ…こやまでもいやっ」
ぐさっと刺さる。小山でも嫌か、そうか。
小「…じゃあ手越に貼ってもらおうかなー？」
加「だめ、てごし、ぐちゃぐちゃにしそうだから」
手越が苦笑いする。
手「失礼な。俺だって冷えピタくらい貼れるわ」
増「絆創膏でさえ貼れないのに」
まっすーがぼそっと呟く。すると手越がいやいやいや！と反抗した。
手「俺、そもそも絆創膏はんねぇし！冷えピタのほうが絆創膏よりでかいし？」
増「じゃあシゲ、小山に貼ってもらいなよ？楽になるよ」
手「無視するなぁ」
手越が笑う。まっすーはふざけてよくひとのことをスルーする。今も、まっすーは楽しそうににこにこ笑っていた。
加「……ん…」
シゲが大人しく頷く。
小「うん。すぐだからね、大丈夫だよー」
優しく声をかけながら冷えピタを貼ってやる。シゲはびくっと肩を揺らし、涙をいっぱい溜めて俺を見上げた。
加「つめた…っ」
小「冷たいね、頑張った頑張った。えらいよシゲ」
加「……シゲえらい、」
シゲは満足そうに頷いて両手を広げた。
加「こやま、」
小「…だっこ？」
シゲがうん、と頷く。珍しく甘えるなぁ。
シゲをソファから慎重におろして座ったままだっこする。
熱いシゲをそっと抱きしめると、ふわぁっという欠伸が聞こえた。
小「眠いの？」
加「…ねむい…」
小「寝てもいいよ」
加「……うん…」
シゲの背中をゆっくりと一定のリズムでぽんぽんと叩く。シゲの背中は呼吸をする度に苦しそうに上下する。
小「ねぇ、シゲ寝た？」
2人が頷く。
小「寝られたんだ、よかった」
シゲをソファに移し、今度はお腹を叩きながらシゲが起きるのを待っていた。
ただ、シゲの右手はずっと俺の腕を掴んでいたけれど。
．
目が覚めたシゲは、俺が忘れたと思っていた体温計で36度というばりばりの平熱に戻っていた。
さっきのこともあんまり覚えてないみたいだし、疲れから出る熱だったのかもしれない。
いつでも甘やかしてあげるから疲れる前においでよ、シゲちゃん。
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ふわり(プロフ) - もなさん» リクエストありがとうございます！リクエストが2連シゲ！初めて…！お待たせしてしまうかと思いますが、なるべく更新頑張りますので…！ (2017年8月21日 22時) (
レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
もな(プロフ) - リクエストいいですか？シゲが高熱で頭痛がひどくて隠すけど途中で泣いちゃってバレてすごく甘えん坊になる話をお願いします！ (2017年8月20日 18時) (レス) id: 13470a9b21 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - 愛 花さん» リクエストありがとうございます！甘やかされている可愛いシゲ…！楽しみ！！お待たせしてしまうと思いますが、なるべく頑張りますね(>_<)あと、短編集書いてる方ですよね…？いつも楽しみにしてます(>_<)お忙しいとは思いますが頑張ってください(^^) (2017年8月19日 16時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
愛 花(プロフ) - リクエストいいですか？？しげが熱あるのになかなか言えずに悪化してしまいメンバーに怒られるけどそのあとは甘々で看病してもらうっていうの書いてほしいです！これからも楽しみにしてます、頑張ってください！！ (2017年8月18日 22時) (レス) id: 415e745e96 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - りおさん» リクエストありがとうございます(^^)小山くん、お話かく機会少ないので楽しみです！またお待たせしてしまうかもしれませんが、必ず書きますので…！更新頑張りますね(^^) (2017年8月17日 21時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわり | 作成日時：2017年6月5日 22時
