ボカロPになりたい僕の作詞日記。

少女の夢は雫になる ページ24

二十九曲目。
僕史上初のオリジナル昔話風。
支配された世界でたった独りの勇敢な少女は。
＿＿＿＿＿

昔々のその昔
綺麗な水面に落ち行くは
少女の涙の一粒だ
遠い遠い御伽噺
絵本の中を覗いてみよう

深い深い森の中に
小さな小屋がありました
そこに住まう者は皆(みな)
身を寄せ合ってすすり泣いてた

「私がこの世界を
変えてみせる」と少女は言う
「そんなのできっこないさ」
か細い声で少年は言う

(サビ↓)

いつかの物語のヒロインみたいに
世界平和とかそんな大それたことは
言えないけど
少しぐらいなら私もヒロインみたいに
世界平和とかそんなことじゃない
幸せになれるかな

(二番↓)

深い深い森の中に
勇気を持った少女がいた
独りカバンに地図をつめ
身を寄せる場所を探す旅

「私がこの未来を
素敵なモノに」と少女は言う
「大きな夢を持ちたいの」
小さな一歩踏み出した

いつかの物語のヒーローは言った
世界平和を願った者勝ちとか
私の目標だ
少しぐらいなら私も普通になってみたい
暖かな日差しに囲まれるような
幸せはどこにあるの

(サビ前↓)

やがて少女はたどり着いた
巡り巡ってたどり着いた
幸せが眠る湖に

そして少女は飛び込んだ
自らがイケニエになった
「私の命で皆が幸せならば、
これぐらいくれてやるさ。
それが私の幸せ」

(ラスサビ↓)

いつかの物語のヒロインみたいな
トゥルーエンドのエンディングに
たどり着いたんだ
「１人の命で皆が幸せなら」
自らの幸せを願った少女は
湖の精になったとさ

昔々のその昔
綺麗な水面に映るは
あの少女の笑顔と あなたの泣き笑いだ

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