cherryblossom 第３章 (ページ33)

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これからもページ33

仕事が残っているソナさんを除いて、
海辺の道を走りながら、５人で帰る。

車内に流れるのはSuper Juniorの曲。

平日だからかほとんど車通りはなくて、
ドンヘ、ヒョク、シウォンの３人が熱唱している。

気持ちよさそうなドンヘの声。

ずっと贅沢過ぎる時間を過ごしている。

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これからきっと、
２人にいろんな試練が降りかかるだろう。
喧嘩もするだろうし、
お互いに傷つけ合うこともあるかもしれない。

でもその度に思い出すだろう。

昨日のことを。

ドンヘがプレゼントしてくれたネックレスの意味を。

「気に入った？」

隣に座るドンヘにそう言われて我に返る私。
いつの間にやら私は左手でネックレスの円環を触っていて、
右手はドンヘの左手で握られている。

「うん。気に入った」

私は返事しながら、右手にギュッと力を入れる。

二人、ふれあっているところだけでなくて、
心まで温かく感じる。

私はその温度に浸っていた。

だから気づかなかったのかもしれない。

車内の雰囲気とは違う感情を持っていた人がいたことに。