cherryblossom 第３章 (ページ22)

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新しい関係ページ22

男性陣はバーベキュー器材担当、
女性陣は食材担当に分かれて準備をすることになった。

緊張するなぁ……。

初めて会う人ばかり。
他の人たちは何回か会っているみたいだった。

人見知り気味な私は彼女たちと話ができるかなと
ドキドキしながら準備に取り掛かる。

でも。

「Aちゃ～ん、ごめん。これやってもらっていい？」

袖をまくる前に手をぬらしてしまったソンミンの彼女が私に腕を差し出してきて、

「Aちゃん、それ終わったらこっち一緒にやってもらっていい？」

キュヒョンの彼女が誘ってくれて……。

自然に彼女たちと話をすることができた。

全ての食材の準備が整って、
メンバー達が待っている方へと向かおうとすると、

「Aちゃん」

ソナさんが私に声をかけてきた。

「ドンヘのことで、悩んだり相談したいことがあったりしたら、
いつでも連絡して。これ、みんなの連絡先」

そう言いながら私に差し出した一枚の紙には、
番号とメアドが書かれている。

「話を聞くぐらいはできるし、アドバイスできることもあるかもしれないし。
もちろんドンヘのことじゃなくても連絡くれていいわよ」

ただでさえ韓国に知り合いが少ない私。
その少ない知り合いにさえなかなかドンヘとのことは相談できない。
ただ、話をしたいだけのことでも、
話をすることはできない。

でも、彼女たちとはできるんだ……。

私は新しくできた関係に、
嬉しさでいっぱいになった。