cherryblossom 第３章 (ページ17)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:80,648 hit

お誘いページ17

それから、ドンヘも私も仕事が忙しくなり、会うことがなかった。
電話やメールは毎日するけれど、最後にあってから２週間くらい経っていた。

いつ会えるんだろう……。

「携帯鳴っているの、Aのじゃない？」

昼食を食べ終わって、
いつものメンバーで一息つきながらそんなことを考えていると、
ミウさんが教えてくれて慌てて電話をカバンから出す。

ドンヘだ！

「ちょっと、すみません」

そう言って席を外し、電話に出る。

「ゴメン、電話大丈夫？」

「うん」

「よかった。あのさ、さ来週の木曜・金曜って休める？」

ドンヘの弾むような声。

「聞いてみないとわからないけど、
その頃には仕事も落ち着いているだろうし、
ここのところ休日出勤した分の代休申請すれば休めると思うけど、どうして？」

「メンバーの知り合いがキャンプ場を始めるんだけど、
オープン前に来ないかって誘われていて、
その日、みんなで出かけようって話になっていて……
Aも行かない？」

「私も、行っていいの？」

「一緒に行きたいから誘っているの。
他のメンバーの彼女も来るし。
オープン前だから他に人いなくてゆっくりできるし、行こ？」

キャンプ場か……。
楽しそう！

「うん。行きたい！」

「じゃ、頑張って休み取って」

勢いよく私が返事したからか、
笑いながら答えるドンヘ。

「詳細決まったらまた連絡する」

「うん。待っている」

電話が切れたのを確認してから、席に戻った。