cherryblossom 第３章 (ページ1)

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初めての朝ページ1

「ん……」

眩しい……。
昨日、カーテン閉めないで
寝ちゃったんだ……。

……今何時？

寝ぼけながらも、
いつも通り携帯を見ようとしたけれど、
手がうまく動かない。

……あれ？

って思ったと同時に、
“スー、スー”っと寝息が聞こえてきた。

薄っすら目を開けると、
目の前にドンヘの寝顔。

昨日泊まったんだっけ。

気持ちよさそうに寝ている……。

セットしている携帯のアラームが、
まだ鳴らないってことは、
起きる時間には早いってこと。

ドンヘの腕と足が
私の体に絡んだまま、
あまり見ることのできない、
その寝顔を見ていることにした。

寝ていても、整った顔。
アイドルって、みんなそうなのだろうか。

起こさないように、
そっと右手を出して、
ドンヘの髪に、触れてみた。

髪に触れたら、
もっと触りたくなって。

寝ていることをいいことに、
額に、瞼に、頬に、唇に
指先を這わせ、

「ドンヘ……、好き」

そっと、自分の唇を、
ドンヘの唇に重ねた。