24時間テレビーNEWSー part3

○加藤side○ ページ10

寝ている手越を起こさないように車に乗る。例によって小山が助手席で、俺とまっすーと手越が後部座席。小山は席を決めたまっすーにご立腹である。


小「だぁかぁらぁ！俺もてごちゃんが心配なんだってばぁ！まっすーとシゲだけじゃないのぉ！」


半泣きになりながら必死に訴えてくるけど…あぁこれが駄目な理由か。まっすーがこの席にした理由がよくわかった。


増「うるさい手越が起きる。だから小山は前なんだよ」


小「…う、うるさ…い…？」


うるさいと冷たく言い放っていたまっすーが爆笑する。いちいちリアクション芸人みたいなんだもんこいつ、とひいひいしながら言ってきた。確かに。


増「…っはぁおもしろ」


小「面白くないっ！俺はうるさくない！」


何も学習していない大きい声で言うから、まっすーに叩かれる小山。頭はいいのに馬鹿だ。


増「……うんうるさい。声高い上に声がでかいから」


小山がしょぼんとわかりやすく肩を落とす。もうジャニーズ事務所発、そして初のリアクション芸人になるといい。


加「…小山、俺も認めざるを得ないわ。ほら、よしよし」


小「シゲまで！シゲまでそんなこと言うの！お母さんはシゲをそんな子に育てた覚えはありませんっ！」


加「小山に育てられた記憶なら微妙にあるけど小山がお母さんになった記憶はありません！」


増「育てられた記憶あるんだ…」


まっすーがぼそっと呟く。ほっといてくれ。もうヤケになった。


小「…んなっ、誰に向かってそんな口聞いてるの！？」


ドラマやアニメでよくいるお母さんの口調だ。うちのリーダーはノリがいい。


加「小山だよ！NEWSっつーグループのリーダーの小山に向かってんだよ！」


小「お母さんのこと呼び捨てにしてもいいの！？しかも苗字！」


まっすーが吹いた。リアルに。「しかも苗字！」と興奮したように繰り返していた。まっすーのツボだったんだろう。


加「…苗字関係ねぇだろ！」


増「…っふ、ぐはは…」


まっすーがお腹を抱えて笑い、すぐ真面目な顔になった。俺と目が合うとぷぷっと吹き出し慌てて口をおさえる。全くどいつもこいつも。


増「…お前ら頼むからやめてくれその夫婦漫才みたいなの」


加「…すまん」


小「ごめんごめん」


小山が顔をくしゃくしゃにして謝る。小山のこの笑い方、俺は好きだ。


．


すみません違うんです(何も違わない)ただNEWSのわちゃわちゃが書きたかったんです…！久しぶりの更新でメインが寝てるとか何事…。

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