告 白 。 (桃)

▽ ページ8

♡ ころんside




部室でさとみくんと会ってからAはおかしい。

今だって僕の手を引っ張ってうつむき加減で歩いてる。

何回名前を呼んでも気づいてくれないし。




･



･



もしかして…

もしかしてだけど…


『ねぇ、』

こ「ん？ 」





『桃果さんと智海先輩って……どんな関係なのっ…』


そう言ってきたAは目に涙を貯めてる。

正確に言えばもうぼろぼろ溢れてる


こ「……ただのマネージャーと選手の関係」

『付き合ってたりしないっかなぁっ、』


……そーゆーことだよね。

そーゆーことだ。

Aはさとみくんがすき。それだけ。

だから距離が近いさとみくんと桃果さんを心配してたんだね。

でもA、さとみくんと付き合えはしないよ。

Aは可愛いし、勉強も運動もまあまあできる。

優しさもあって、いつもふわふわしたオーラを纏ってる。

友達は沢山いないけどできた友達にはとことん信用されてる。

そんな所が



･




･




･




＿＿＿にそっくりだから。





さとみくんは今でもあの子のこと、ずっとずっと忘れられないだろうな


･

▽＊回想＊→←▽

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