CHAMBER OF SECRETS【Harry Potter・男主】 (ページ11)

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この年のクィディッチが終わった数日後（名前）は昼間の学校の巡回をしていた。誰も近寄らないトイレの前を歩いていると中から人の声が聞こえた。中の人間に気づかれぬよう（名前）は瞬間移動でその者達の側へ行った。

『何をしている』

「きゃあ！」

「ひっ！」

二つの驚きの声が聞こえる。

『こんな所で何をしているのかと聞いているんだ、Ms.グレンジャー、Mr.ポッター、Mr.ウィーズリー』

ハーマイオニー「あ、あの、そ、それは」

ハリー「こ、これは、魔法薬学の宿題をしていて！」

『魔法薬学の宿題だと？セブルスはそんなドロドロの液体を作れとは言わなかったはずだが？それにこの匂いは…』

「あら？久しぶりの声がすると思ったら（名前）ちゃんじゃない、何故こんな所に居るの？」

ハリー達を責めていた（名前）の後ろに急に半透明の女が浮かび上がる。

『貴様、マートル！』

マートルは（名前）に抱きついて後ろからキスをしようとしている。

『やめろ！』

マートル「良いじゃない、ちょっとだけ」

『断る！』

そう言った瞬間に（名前）はその場から一瞬にして消えた。

ハーマイオニー「有り難うマートル、危ない所を救って貰っちゃったわ」

マートル「別に、その為に出てきたんじゃないもの」

ロン「マートル？はっ！もしかしてこいつが嘆きのマートル？」

マートル「そうよ、何か悪い？」

ふわふわと浮いていたマートルはロンに詰め寄った。

ロン「い、いや、別に」