発作 ページ21
秀太side
A「ｽｩ...ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
秀太「ん。」
さっきから、
寝ながら咳き込むのが多くなってきている
俺も、Aが咳き込むたびに無意識に背中をさすってる。
A「ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ...ｳﾞｯ!!」
また吐血だ。
幸い、シーツに厚めのタオルを敷いていたので染みずに済んだ。
A「ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ...ｷﾞｭｯ...くるし」
呼吸が苦しいのか、
タオルをｷﾞｭｯと握ってる
秀太「A、大丈夫だ...じきに治る」
本当は、治らない
Aが、一生付き合ってく病気だ
それを告げぬまま、いつか治ると言ってしまう。
A「ｯ...せんせ」
秀太「なんだ？」
A「隣、寝て？」
秀太「わかった、今夜だけだぞ？」
A「ふふっ」
言われた通り、隣に寝る
A「大好き...ｹﾎｹﾎｯ」
秀太「よしよし」
だが今は、どうする事も出来ない
代わってやる事も、何も...。
A「ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ...ｯん」
秀太「出ちゃった、か？」
A「ｺｸｯ」
秀太「ん、わかった。今替えるからな」
素早く、取り替える。
A「ねぇ、せんせ...??」
秀太「んー？」
A「私の病気って、治る？」
秀太「...難しい質問だな」
A「ｾﾞｪ...ﾋｭｯ」
秀太「そうだなぁ。治ったり、治らなかったり...かなぁ」
A「どっち...ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
秀太「Aの、体力次第だ」
A「そっか...。」
秀太「でも、きっと治るよ」
A「よかった。」
俺は、Aをそっと抱きしめ
寝るよう促す。
A「おやすみ、秀ちゃん」
秀太「あぁ、おやすみ...。」
こうして、
長い夜は更けて行った。。。
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梨沙(プロフ) - こんばんはイチゴです。この小説大好きです。 (2017年9月19日 22時) (
レス) id: facb24ec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aaa Syutalove. | 作成日時：2017年7月30日 20時
