桜のそばでおやすみなさい【フィッシャーズ】

おやすみ２ ページ4

桃華side

今日は高校生になって初めての登校日





早く友達作って、開花ちゃんを安心させてあげたい。



今日の自己紹介で全てが決まる！
結構ガチで。


だが、今年の私は最凶に運がないらしい。






出席番号が誕生日順ってどういう事さああああああああ！
これだから誕生日が四月二日は嫌なのにいいいいいいい！





先生「はい、じゃあ一番の人から自己紹介していってくださーい」


適当だなおい！そんで入学式とかクラス替えとか、担任紹介とか先にあるでしょ普通！



先生「桃華さん、どうぞ。名前と好きなことを言って」



紅「へぇっ！？え、えッ･･･とぉ･･･。紅神桃華･･･です。好きなこと･･･は、ハーゲン●ッツを食べること･･･です。よろひくお願いします。」





ああ、終わった。私の高校生活








最後噛んだし！文章途切れすぎだし！




今日の自己紹介の反省をしてたら、急に話しかけられた





シ「おーい！桃華さーーん」

紅「ッひゃあああい！」


思いっきり驚く私。それを見て爆笑してる男の子。


シ「ｗwｗwで、w桃華ｗwwさん。
友達なら「是非！」はっやw」


なに？話が急展開過ぎる？そんなの気にしない気にしない。


シ「それでさ、あと六人いんのよ。マサイとダーマとモトキとンダホとペケたんとザカオそいつらも友達って事でいい？」


紅「是非！むしろ大歓迎です！じゃあ、友達の事紹介したいひとがいるんですけど、今日の放課後に○×病院の119号室に来ていただけますか？」


シ「おっけ！これるか聞いてくる！」


そんなこんなで病院に行って、ナンパじゃないことを確認して、開花ちゃんの心配事もなくなったから





安心して充実した高校生活を送れる！









ん？






今思ったんだけど




みんなとおしゃべりしてるときに思ったこと。





どうして






開花ちゃんは









シ「開花はさ、何で入院してんの？」



その場にいた全員が




シルクに目線を向けた。





開花ちゃんは少し驚いた表情をしたあと








少し苦しそうな顔をして









桜「いまはいえない」









桜「そのうちわかるから」









桜「･･･きょうはもう、かえって？」






苦しそうな表情の開花ちゃんをおいて帰るのは









すごく、後ろ髪引かれる気分で









静かに「またね」といって病室を出るしかなかった。

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