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side kei
口の中が、全身が、蕩けるような感覚だった。
今までの食べ物は全部無味、砂を噛んでる感覚だったのに、
それを口に入れた瞬間、全身がその味を感じて、米粒一つ一つを感じる。
｢おい、しい…！｣
何を食べても、吐き出してしまう。
そして与えられるビタミン剤だけで生きる。
そんな生活から抜け出したかった。
抜け出せた、ハッキリとそう思った。
こぼれ続ける涙に、止まらない箸。
｢やっと、ホントの笑顔になった。良かった。｣
もしかしたら、本当に重い病気で、もう心から笑わないかもしれない。
言葉には裏メッセージが隠されている、そんな気がしてしまった。
でも今は、
今なら言える。
｢ありがとう。やっと、俺も心から笑えた気がする。雄也のおかげ。｣
｢急に、雄也呼びとか…反則！まあそれでも俺は伊野尾くん呼びですからね！｣
真っ赤になった顔を隠しながら、精一杯の反抗。
ほら、そういうとこ。
好きなんだよ。
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syuri(プロフ) - かのさん» めっちゃ嬉しいです！ありがとうございます。更新頑張りますね！ (2018年8月3日 21時) (
レス) id: 6144f4462e (このIDを非表示/違反報告)
かの - 続きすっっっごく気になります！！ 読んでてドキドキします！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年7月28日 7時) (レス) id: 9c84d691f0 (このIDを非表示/違反報告)
syuri(プロフ) - きなこさん» いやもうね、瑛治くんしか出てこんかったwww丁度いいかなーと思ってwww (2018年6月9日 18時) (レス) id: 6144f4462e (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ちょまwwwwww 誰かと思ったら瑛治くんwwwwwwwww (2018年6月9日 18時) (レス) id: 32cee10fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅり | 作成日時：2018年5月2日 19時
