９話 ページ10
焦凍side
次の日も次の日も
Aは部屋からは出ないけど
俺の話を聞いては応えたりしてくれている
けれど声の冷たさは全く変わらなかった
変わりのない日々を繰り返して数週間･･･
雄英高校の受験日が近付いてきた
そんなある日･･･
焦凍「A･･･」
A「何？」
焦凍「俺･･･雄英高校を受験するんだ」
A「うん･･･」
焦凍「Aには伝えてなかったから
報告したくて今日は来た」
A「そうなんだ･･･」
焦凍「いずれAと
面と向かって話したい、Aの部屋で･･･
出来たら言ってくれ。
･･･また明日、来るからな」
今日もいつものように
俺の気持ちを伝えて帰ろうと
扉から離れた時･･･
今までずっと開かなかった部屋が開いた
A「ま、･･･待って」
扉に体を隠しなが呼び止めてきた
こんなこと･･･ありえるのか？
Aが部屋の扉を開けて
呼び止めてくることなんて･･･
焦凍「A？」
A「行かないで･･･よ、
私を置いてかないで･･･」
声は震えて最後の方は聞き取りにくいほどの
小さな声だった
行かないでって･･･俺のことなのか？
焦凍「俺はAを一人にしない。
Aが傍にいてと言ったら、
近くにいる。
今はAが部屋を開けてくれたことが
何よりも嬉しい」
A「な、なら･･･部屋に入って」
Aは扉をいっぱいまで開けた
焦凍「わかった」
そうして部屋に入った
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園崎莉花(プロフ) - 教えて下さりありがとうございます！ (2018年7月20日 21時) (
レス) id: bff1b23290 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月20日 21時) (レス) id: 01050c3c01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：園崎莉花 | 作者ホームページ：http://ruimaru14052003-kaseki.daisuki@docomo.ne.jp
作成日時：2018年7月20日 18時
