Peep into THE RAMPAGE２

58『恋人』× Kazuma.K ページ8

(壱馬side)


.


「、かずまぁ」


俺の背中に掛かる、甘ったるい声



「…寝てるの？」


壱馬「寝とる」


「起きてる」



薄暗い寝室の少し広めのベッドで、Aを無視している俺の背中を指でつつく。


壱馬「…なん？」


「なんでこっち向いてくれないの？」


壱馬「今日はこっち向きがええ」


「ぜったいうそ」



楽しそうに ふふっ と笑いながら、"すき"と背中に文字を書く



……この酔っ払いめ。




「すき」


壱馬「…」



恋人だからそういう事があってもおかしくない

だけど、本当に大事にしたいからこそいつもギリギリな状態で歯食いしばって理性保ってる訳で。



いつもいつも無自覚な彼女には悩まされている



「…かずまぁ」


壱馬「酔っ払い、はよ寝…、」


「……壱馬だけが好きや。大好き」



腹に手が回って、背中に顔を擦り寄せてきたAの体温に、自分の中の何かが切れた音がした。



「やっとこっち向いてくれたぁ」


壱馬「…人の気も知らんで」


「んっ、」



柔らかい唇に啄むようなキスをすると、驚いたように肩が上がった。




酔っているAに自分だけが本気で我慢してるなんてあほらしいわ

もう無理、止められへん



「かずっ、ま…」


壱馬「喋らんで」


「んんっ」



酸素を求めて薄く開いた口に舌を入れる


逃げるAの舌を追って絡ませて



首を撫でれば、小さく震える手がそっと重なる




それを合図にAにそっと跨ると、濡れた瞳に俺が映った



壱馬「怖い？」


「…あ、相手が壱馬だったら、嬉しいっ」


壱馬「……優しくする」



丁寧に服を脱がせてから胸に顔を近付けると、恥ずかしそうに体を捩らせる。



「あっ…」



先端を口に含むと熱い吐息が漏れて、くしゃっと俺の髪を握った



「ま、待って。やっぱり…」



太股を撫でると、手を掴まれて



壱馬「…何？」


「は、恥ずかしい…」



目を逸らすAの額にそっとキスをした



壱馬「もう止められん。俺に任せて？」



「やっ、だめ……んんっ！」



壱馬「脚開いて」



Aの秘部が濡れているのが嬉しくて、頭の中で鳴る警告音なんてもうどうでもいい



壱馬「……っ、A、めっちゃ可愛い」



「や……あっ、」



口に手を当てて声を我慢しようとしても、どんどん熱く漏れ出す吐息



体の動きに合わせてベッドのスプリング音が加速する




「も、むりっ…」




俺の背中に手を回すAを抱き締めて
一番の幸せを感じた

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