82『恋人』× Riku.A ページ32
.
「大丈夫…？」
陸「あれ、帰ってくる所間違えちゃった〜」
「ちょ、」
お風呂から上がると家の呼び鈴が鳴って、ドアを開けてみれば、お酒が回って体が横に傾いた陸が居た。
顔を覗き込んでみると、私の顔を見て嬉しそうに抱き着いてきて…
「おろすよ？」
足元がおぼつかない陸の肩を抱きながら寝室まで運ぶと、すぐにぼふんとベッドに突っ伏した。
「陸…水とってくるね？」
陸「待って」
「りっ…、」
小さく声を掛けてその場を離れようとすると、腕を強く引かれてそのままベッドに倒れ込む。気付けば天井と、それよりもずっと近くにとろんとした目で見てくる陸と目が合って
陸「すげー…A不足だった」
そんな言葉の後に触れる、彼の唇。とめどなく落とされるキスの度に陸の髪の毛が顔を擽る。
「ん……まっ、」
キスをしながら体を優しく撫でる陸の胸板を叩くと、思ったよりもすぐに離れてくれて
だけど…、
陸「ここまで来たら 待って なんて効かないから」
いつもの高い声じゃない、低く甘く囁かれた言葉に、彼を受け入れる覚悟を決めた。
「やぁっ、」
陸「お風呂入りたて？いい匂いする」
パジャマのボタンの上３つを外してから、胸元に顔を埋めて私を見詰めて微笑む陸は既に上裸で。鍛えられた体がカッコよくてドキドキする。
「あっ…！」
胸の先端に舌が触れて、体が大きく跳ねた。細やかに与えられる刺激に頭がおかしくなりそう…
陸「ん、可愛い」
「やっ、あ……だめ」
ズボンを脱がす事なくするりと中に手が入って、とっくに熱くなっていたそこに触れられれば、自分のものとは思えない甲高い声が響いて
陸「…目、瞑らないで。こっち見て」
「り、くっ」
恥ずかしくて でも気持ち良くて必死に名前を呼んで彼の首に腕を回すと、困った様に笑って
陸「あんま煽んないでね、余裕ないから」
私の中で器用に動かす指が速さを増した。
陸は、全部知ってる
どこが気持ち良くて
どうすれば限界が来るか
全部、全部…
｢陸、も いっちゃ…、」
陸「その前にこっちっ、」
私の脚を優しく開いて体が重なり合えば、陸以外の事を考える余裕なんてこれっぽっちもなくなる。
「はぁっ……むり、！」
ベッドのスプリングがリズムよく軋んで、苦しそうな陸の手が顔の横に着く…
陸「大好きっ」
いつも絶対欠かさないの
83『メンバー』× Makoto.H→←81『メンバー』× Itsu×Mako
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 597人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 一つ一つのお話の終わり方がうますぎます！！また、図々しく自分に置き換えて読ませていただいてますが、私は自分が甘えるとか想像できないのですが、この小説は主人公が甘えるシーンが自然で今まで読んだ中で1番自分に置き換えやすかったです！これからも応援してます (2019年7月19日 15時) (
レス) id: 2402b45475 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - リエさん» 本当ですか…(°д°)嬉しいです！これからもリエさんが泣いてしまうようなお話作り頑張りますので、よろしくお願いします(^^) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - あゆさん» ありがとうございます(T ^ T)移行後も更新は不定期になってしまうかと思いますが、色々なお話が描けるように頑張ります＼(^^)／ (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - めいさん» 待って頂いて本当にありがとうございます(T ^ T)移行後もゆっくりになってしまうかと思いますが、少しずつ更新頑張ります。本当にありがとうございます！ (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - エムさん» ありがとうございます(T ^ T)エムさんの気持ちにお答えできるように移行後も頑張らせて頂きますので、ぜひよろしくお願いします(^^) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茂結田 | 作成日時：2017年9月23日 19時
