74『メンバー』× Hokuto.Y ページ24
(北人side)
.
ｺﾝｺﾝ
北人「はーい」
「……北人さん、」
北人「A？どしたの？」
イベント先のホテルでくつろいでいると、ノックされた扉。こんな時間に誰、と思いながら開けると俯くAがいた。
北人「……とりあえず中、入る？」
何も言葉を発さないAに中に入るように促すと、ゆっくり足を踏み入れてベッドに腰掛けた。
何があったんだろう…
北人「A、本当にどうし、」
「…一緒に寝て、ください」
服の裾を遠慮気味に掴んで見上げる目には薄らと涙が滲んでいて。
ベッド上の蛍光灯でオレンジ色に染まるこの空間と、ピンク色に染まるAの頬が体の内側に染み込んでいった。
きっと怖がりな彼女のことだから、勝手に怖いこと想像して1人で居られなくなったんだろう
そんなことを思いながら
北人「面白い話してくれる陣さんとか翔平じゃなくてよかったの？」
そう聞くと
「北人さんがいい」
真っ直ぐな瞳で見詰めて来たAをそっとベッドに押し倒した。
北人「…北人さんは、こんな事しちゃうけど」
「それでも、北人さんがいいの」
北人「ほんとバカ」
冗談で言ったつもりだったのに…
どうなっても知らない
「ん、北人さっ…」
北人「…隣の部屋、壱馬だから」
俺の指に敏感に反応するAにそっと囁くと、慌てたように口元を抑え始める
ダメ、そんなんで我慢させない
「あっ…!!や っ、」
北人「聞こえちゃうって」
「…っ、意地悪」
可愛い
口を抑えても漏れ出す吐息に夢中になる
胸に舌を這わせれば、ぴくんと体が揺れて
下は熱く濡れ出す
「んん、北人さ…」
北人「Aって、えっちな子だったんだ」
「ちがっ！」
勢いよく頭を上げたAの唇を塞ぐと、驚いて開く口の中にそっと舌を入れ込んだ
「ふっ……ん、む」
北人「っは…ちゃんと舌絡ませてよ」
上からも下からも甘い水音が響いて
もう絶対止められない。
唇を塞いでも塞いでも、くぐもった吐息が漏れて
寧ろ彼女の声はボリュームを増し始めて…
「やっ……あ、！」
小さく震えたAの頬にそっとキスを落とす
北人「A…入れていい？」
ゆっくり頷いた彼女の横に手を付いて跨ると恥ずかしそうに笑って
「北人さんって、可愛い顔して意地悪ですね」
俺の頬に手を伸ばした
そんな事言う子にはお仕置きね
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はる - 一つ一つのお話の終わり方がうますぎます！！また、図々しく自分に置き換えて読ませていただいてますが、私は自分が甘えるとか想像できないのですが、この小説は主人公が甘えるシーンが自然で今まで読んだ中で1番自分に置き換えやすかったです！これからも応援してます (2019年7月19日 15時) (
レス) id: 2402b45475 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - リエさん» 本当ですか…(°д°)嬉しいです！これからもリエさんが泣いてしまうようなお話作り頑張りますので、よろしくお願いします(^^) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - あゆさん» ありがとうございます(T ^ T)移行後も更新は不定期になってしまうかと思いますが、色々なお話が描けるように頑張ります＼(^^)／ (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - めいさん» 待って頂いて本当にありがとうございます(T ^ T)移行後もゆっくりになってしまうかと思いますが、少しずつ更新頑張ります。本当にありがとうございます！ (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - エムさん» ありがとうございます(T ^ T)エムさんの気持ちにお答えできるように移行後も頑張らせて頂きますので、ぜひよろしくお願いします(^^) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茂結田 | 作成日時：2017年9月23日 19時
