39『メンバー』× Shohei.U ページ39
(翔平side)
.
翔平「……ん？」
移動のバスの車内で携帯を弄っていると、肩にふと重みを感じた。
横を見れば、隣で寝ているAの頭が左肩に
「……あ、翔平さん すいませ、」
翔平「いや 大丈夫、笑」
揺れるバスにつられてAの頭も大きく揺れると、その拍子で目を覚ました
目が半開きの状態で俺の顔を見たAは、謝る途中で再び目を閉じて…
自由気ままのその行動に思わず笑いが零れる。
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俺とAが座るのは、バスの一番後ろの席
窓際の俺、隣にはA
その隣には樹でその向こうは北人さん
"一緒に動画見ましょう！"
そう言って隣に座ってきたのはAで、
結局バスが出発して数分で寝始めたのもA。
そんな彼女の頭が、自分と樹の間で揺られていて
少しだけドキドキしながら自分の肩に寄り掛かってくるAを待っていた。
……もう、自分から寄せちゃおうかな
調子乗ってそんなふうに思ってAに手を伸ばした途端、バスが大きく揺れる
樹「……、」
その拍子で、Aの頭は樹の右肩へ……笑
少しだけ肩を揺らして驚いた樹がAの顔を覗き込んで寝ていることを確認すると、
普段絶対俺らに見せないような 優しい笑顔を浮かべて携帯を弄り始めた。
.
A〜、違うじゃんよ〜
動画見ようって隣に座ってくれたんでしょ
倒れるならこっち！
北人「…翔平見詰めすぎじゃない？」
起きろ起きろ なんて念を送りながらAを見詰めていると、そんな俺に気付いた北人さんがイヤホンを外しながらにやりと笑う。
翔平「…いや、睫毛長いなと思って」
北人「どんな言い訳笑」
翔平「……あ、」
吹き出すように北人さんが笑うと、ぱちっと目を覚ましたAが体を起こした。
そのままじっと俺を見詰めて
「翔平さん…肩、借りてもいいですか」
樹「まだ寝るの？」
「うん…知ってる？翔平さんの肩気持ちいいの」
樹「知らないし知りたくもない」
頬を緩めながら目を閉じてゆっくり俺の左肩に頭を預けたA
さっき自分であんだけ念じてたくせして、いざそんな状態になると心臓の音が早まった。
樹「…良かったね笑」
北人「翔平も嫉妬することあるんだね」
無駄に緊張して体が固まっていた俺に掛かるそんな声に「…顔に出てた？」と聞くと
「もろ出し笑」
と笑われた。
.
そりゃまぁ俺だって、A大好きですからね笑
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青 - 続けてのコメントですみません...。 真っ黒な瞳に吸い込まれそうになって思わず見惚れてしまった。 これ名が抜けてませんか？ 正しくはさっきの悪戯な笑みとはではないんでしょうか？ (2019年10月21日 23時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 13「ヘアメイク」×Kazuma.Kのここの部分 さっきの悪戯笑みとは違って優しく微笑んだ壱馬くんの顔が、綺麗で。 (2019年10月21日 23時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 この作品ってメンバーさんとの色んなお話があるので短編の作品ってことなんですかね？ (2019年10月21日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(T ^ T)更新は不定期ですがこれからも読み続けて頂けると嬉しいです！(^^) (2017年11月25日 22時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - LDHグループ大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますこの小説最高です (2017年11月24日 14時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茂結田 | 作成日時：2017年8月21日 1時
