32『続』 ページ32
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涼太「駄目だよ樹、Aから目離したりしたら…すぐはぐれちゃうんだから笑」
樹「…でも見つけられたんで」
涼太「先に見つけたのは俺やけど、ね」
滅多に出ない涼太さんの関西弁
声もさっきとは違う…低めの声だ。
涼太「ここ男性スタッフとか多いし…俺と会ってなかったら誰かに捕まっちゃってたかも」
樹「…」
涼太「A、来て」
ふと名前を呼ばれ、涼太さんが私を見る。
透き通った綺麗な瞳に吸い込まれるように、足を動かすと腕を掴まれた。
樹「行かなくていい」
「えっ、でも…」
樹「…嫌だ」
涼太「樹、先輩の癒しの邪魔禁止」
後ろから細い腕が伸びて私の胸の前で交差する。
包み込まれるように後ろを引かれた体と共に、樹に掴まれていた腕も離れた。
涼太「A、来てくれてありがとう」
「あ、いえ…」
涼太「今度ご飯でも食べに行こうね…………2人で」
今までで一番甘く、耳元で囁かれた涼太さんの声に全身が痺れたように熱くなる。
固まって身動きが取れなくなった私と、立ち尽くしたままの樹に「じゃあまたね！」と手を振って楽屋へ戻って行った。
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樹「……A」
「ん、」
樹「気付いたらAが居なくて、すげー焦って探し回って、やっと見つけたと思ったら……涼太さんと抱き合ってるとか、なに？」
「え…」
歩み寄って来た樹の顔は見たこともない程苦しそうで、思わず言葉に詰まる。
「ご、ごめん樹。探してくれてありがとう、」
俯いている彼の頬に手を添えると、きゅっと握って顔を上げる。
樹「…あんまり、焦らせないで。妬かせないで」
「樹？」
樹「相手が先輩とか、さすがに何も出来ない」
右手でくしゃっと前髪を掴んで、左手は私の手を握っていて
普段クールで表情をあまり変えない樹が、今日は様子がおかしい。
「樹、今日変だよ…どうしたのっ、」
とんっと優しく壁に押され、顔の横に樹の手が伸びる。
樹「Aのせい…」
ゆっくり近付く樹の顔に、咄嗟に目を瞑る。
樹「涼太さんに、触られた分ね」
鼻先が触れた時、表情は見えない樹の声が
この上なく甘かった。
✄---ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---✄
もっちゅん さんリクエストの
涼太と樹でした
王子様感が全く出せず…申し訳ありません(T ^ T)
※あくまでもメインはランペの樹です
リクエストありがとうございました！
是非またよろしくお願いします(^^)
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青 - 続けてのコメントですみません...。 真っ黒な瞳に吸い込まれそうになって思わず見惚れてしまった。 これ名が抜けてませんか？ 正しくはさっきの悪戯な笑みとはではないんでしょうか？ (2019年10月21日 23時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 13「ヘアメイク」×Kazuma.Kのここの部分 さっきの悪戯笑みとは違って優しく微笑んだ壱馬くんの顔が、綺麗で。 (2019年10月21日 23時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 この作品ってメンバーさんとの色んなお話があるので短編の作品ってことなんですかね？ (2019年10月21日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(T ^ T)更新は不定期ですがこれからも読み続けて頂けると嬉しいです！(^^) (2017年11月25日 22時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - LDHグループ大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますこの小説最高です (2017年11月24日 14時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茂結田 | 作成日時：2017年8月21日 1時
