30『メンバー』× Shogo.I ページ30
(翔吾side)
.
「_______ぎゃぁぁぁぁぁぁあ！！！」
翔吾「えっ、何や！？」
夜、ホテルの部屋で携帯を弄っていると隣から聞こえた叫び声に驚いて慌てて立ち上がる。
……確か隣の部屋は
.
翔吾「A！！どないしたん！」
急いで隣の部屋に駆け込むと、壁に体を預けて床に座り込んでいるAの姿が目に入った。
「しょ、しょご…くんっ」
隣にしゃがみ込むと小さく震えながら俺の胸に顔を埋めてきたA
…あかん何これ可愛い ってそうやなくて！
翔吾「どしたん？」
「な、なんかね、音がしたの…」
顔を埋めたままAが指差した先を辿ると
翔吾「…ベランダからか？」
「ん」
風の音か何かだろうとは思ったけど、念のためカーテンを開けてベランダを確認する。
翔吾「何もいいひんよ、大丈夫」
何も無いことを確認してから再びAの頭を撫でると首を横に振る。
「…今日 翔吾くんの部屋で寝ていい？」
.
翔吾「…ほ、ほんまに俺の部屋でええんか？」
「うん、陣さんには内緒にしてね」
……内緒にする分には全然いいんや
Aがいいって言うなら全然いいんや
けど俺は？部屋ベット一つしかないで！？
それを分かってて部屋に連れてきたのは自分だけど、震えるAをそのままにする事も出来なかった。
翔吾「Aベット使ってええで」
「……翔吾くんは？」
翔吾「ソファーで寝るわ」
「ダメだよ体痛くなっちゃう」
そう微笑んだAは俺の手を引いてベットに座る
「ここで一緒に寝よ」
翔吾「Aっ」
"別々で寝たら翔吾くんの部屋来た意味ない"と言って、寂しそうに眉を下げて見上げてくるAをそっと押し倒す。
「翔吾くん？」
翔吾「なんか俺やからって油断してない？」
「……油断なんてしてないよ」
何かを悟ったかのように口角を上げるA
同い歳のはずなのに、大人っぽい…。
.
俺の下に寝ているのは、同じグループのメンバー
グループの、紅一点
翔吾「今日だけでええから、独り占めさせて」
「……今日だけ？」
楽しそうに、ふふっ と笑った彼女の手が頬を撫でる。
翔吾「なんそれ、誘ってるん？」
「陣さんには内緒にしてね」
翔吾「陣さんだけやない、他のメンバーにもやわ」
指を絡めるようにきゅっと手を握ってから
鼻先にキスを落とした
✄---ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---✄
い、いわしょーが…(°д°)
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青 - 続けてのコメントですみません...。 真っ黒な瞳に吸い込まれそうになって思わず見惚れてしまった。 これ名が抜けてませんか？ 正しくはさっきの悪戯な笑みとはではないんでしょうか？ (2019年10月21日 23時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 13「ヘアメイク」×Kazuma.Kのここの部分 さっきの悪戯笑みとは違って優しく微笑んだ壱馬くんの顔が、綺麗で。 (2019年10月21日 23時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 この作品ってメンバーさんとの色んなお話があるので短編の作品ってことなんですかね？ (2019年10月21日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(T ^ T)更新は不定期ですがこれからも読み続けて頂けると嬉しいです！(^^) (2017年11月25日 22時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - LDHグループ大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますこの小説最高です (2017年11月24日 14時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茂結田 | 作成日時：2017年8月21日 1時
