25『友達』× Shogo.I ページ25
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翔吾「_____ほんでな〜今日陸さんが…」
「陸さんって、ボーカルの人？」
翔吾「そうそ〜う」
翔吾今日飲み行かん?
仕事が終わって携帯を見るとそんな通知が入っていて、2人して行きつけの居酒屋に来た。
まだ1時間くらいしか経っていないのに、ほろ酔いをとっくに通り越した翔吾の呂律は危うい。
翔吾「らんぺーじはな、ほんま最高やねん」
ここに来てからずっと、お酒が入る前からずっと、翔吾の口からは仕事の話が尽きることなく出てきてて。
酔っているはずの翔吾の横顔は綺麗だった。
翔吾「おかわりぃ〜！」
「…もうやめておきなさい」
翔吾「え〜？」
「明日も仕事でしょ？だーめ」
カウンターから伸びた翔吾の手からグラスを取り上げて、代わりに水が入ったコップを持たせた。
翔吾「…A おかんみたいやん笑」
「え」
渡された水を一気飲みして、「これ酒やない…」って肩を落とした翔吾を見て笑いが零れる。
翔吾「おっ！Aの笑った顔ほんま好き」
「…恥ずかしいからやめてよ」
翔吾「……照れてる顔も好き」
……出会った時、翔吾に一目惚れした私はずっと、片想いを貫いているというのに
人の気も知らない酔っ払い翔吾の発言に期待なんてしたらダメなのに。
「ばか」
翔吾「A、」
それでも照れてしまう自分が悔しくて、勢いのまま彼の唇に自分の唇をくっ付けた。
「……なんてタチの悪い酔っ払いだ」
固まる翔吾にそんなことを言う私も、結構酔ってるのかな
翔吾「…タチが悪いのはどっちや」
こつんと額を小突いてきた翔吾は呆れ顔で。
翔吾「ご飯とかめっちゃ誘ってんのに、何も気づいてくれんなって思ってたんに」
「い、いはい」
翔吾「さっきのキスはなんや〜」
頬を抓って、それでも嬉しそうな翔吾の顔を見て私もつられて笑う。
予想外な彼の言葉に胸の奥が熱くなって
「翔吾が好き っていうキス」
翔吾「あほ」
同じように頬を抓り返すと近付く翔吾の顔……
.
「ん、」
ちゅっと鳴って唇が離れると
翔吾「俺の彼女になって っていうキス」
至近距離で見詰め合って笑う
目の前の翔吾はもう、友達じゃない。
翔吾「居酒屋で言うことになるとは思わんかった笑」
「場所なんて気にしないよ？」
翔吾「……見せつけのキス、してもええ？」
…場所なんて、気にしない。
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青 - 続けてのコメントですみません...。 真っ黒な瞳に吸い込まれそうになって思わず見惚れてしまった。 これ名が抜けてませんか？ 正しくはさっきの悪戯な笑みとはではないんでしょうか？ (2019年10月21日 23時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 13「ヘアメイク」×Kazuma.Kのここの部分 さっきの悪戯笑みとは違って優しく微笑んだ壱馬くんの顔が、綺麗で。 (2019年10月21日 23時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 この作品ってメンバーさんとの色んなお話があるので短編の作品ってことなんですかね？ (2019年10月21日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(T ^ T)更新は不定期ですがこれからも読み続けて頂けると嬉しいです！(^^) (2017年11月25日 22時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - LDHグループ大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますこの小説最高です (2017年11月24日 14時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茂結田 | 作成日時：2017年8月21日 1時
