21『メンバー』× Takahide.S ページ21
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「昴秀みっけ！」
昴秀「うわっ！、A…」
事務所よりも少し遠いところでタクシーから降りた理由は彼、昴秀の姿を見つけたから。
その大きな背中に抱き着くと驚いたように振り返り、でも私だと分かった瞬間冷めた目になる。
「いつもここから歩いてるの？」
昴秀「いや、今日はあそこでコーヒー買ってきた」
そう言って彼は右手のコーヒーを主張するように持ち上げて、少し後ろのカフェを指さした。
昴秀「これホットコーヒーなの。A、急に飛びつかれたら危ない」
「飛びついたんじゃない、抱き着いた」
昴秀「どっちも同じ！笑」
「……待って！」
吹き出しながら歩き出す昴秀の背中に慌てて声を掛けると、ちゃんと立ち止まって振り返ってくれた。
「おんぶしてって」
昴秀「鞄とコーヒーがあるので無理です歩いて」
「けち」
また歩き始める彼を追いかけて腕にしがみつくと、体がピクッと動いた。
昴秀「……あのね、くっついてくれるのは嬉しいんだけど、メンバーに見られると大変なんだよ」
「なんで？」
昴秀「みんなAのこと大好きだから」
「私も昴秀のこと大好き」
昴秀「あのねぇ…笑」
困ったように笑って見詰められ、首を傾げる。
昴秀「Aがそんなんだから、みんな彼女作らないんだろうな〜」
「え？私、なんかした？」
そもそも、みんなが彼女作るとか考えたことなかったけど…いずれかはきっとそうなるんだよね。
「みんなに彼女ができたら、もうくっつけないのかな、寂しい…」
『私の彼氏にベタベタしないで！』とか言われちゃうんだろうな…
それは悲しい
俯く私の頭に何かが乗っかって見上げると、私の頭を撫でながら微笑む昴秀が視界に入る。
昴秀「Aが想像してるような人とは誰も付き合わないよ」
"それに…"
頭を撫でる手を止めた昴秀の次の言葉を待つ。
昴秀「きっとみんな、今はAのことしか見えてない」
私との距離を詰めて少しだけ膝を曲げ、顔を近づけた昴秀が にっ と笑う。
それに釣られて私も笑えば
昴秀「その可愛い笑顔がみんなを虜にしてるの」
また頭を撫でる。
……だけどね、
「……昴秀、足 痛い」
昴秀「あっ、ごめん！！」
かっこいいセリフと
かっこつかない昴秀 笑
✄------ ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ------✄
やっとオールメンバー書けました笑
お気に入り200人ありがとうございます!
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青 - 続けてのコメントですみません...。 真っ黒な瞳に吸い込まれそうになって思わず見惚れてしまった。 これ名が抜けてませんか？ 正しくはさっきの悪戯な笑みとはではないんでしょうか？ (2019年10月21日 23時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 13「ヘアメイク」×Kazuma.Kのここの部分 さっきの悪戯笑みとは違って優しく微笑んだ壱馬くんの顔が、綺麗で。 (2019年10月21日 23時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 この作品ってメンバーさんとの色んなお話があるので短編の作品ってことなんですかね？ (2019年10月21日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(T ^ T)更新は不定期ですがこれからも読み続けて頂けると嬉しいです！(^^) (2017年11月25日 22時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - LDHグループ大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますこの小説最高です (2017年11月24日 14時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茂結田 | 作成日時：2017年8月21日 1時
