18『メンバー』× Shogo.Y ページ18
(山彰side)
山彰「やらかした」
いつも通り楽屋に入ると、誰もいない
まさかと思って携帯を確認すれば、朝早く陣さんから"予定が1時間遅くなるで"と入っていた。
一旦家に帰るのも気が引けるので、時間潰そうと思ってソファーに腰掛けた時
「……おはようございます」
山彰「あれ？A？」
「今日はまだ山彰さんだけみたいですね」
山彰「いやっ、1時間遅くなったらしい」
「えっ」と驚きながら自分の携帯を確認したAは「ほんとだ」と呟き、俺の隣に腰掛けた。
遅刻魔の彼女はきっと、時間ギリギリに起きて携帯を確認しなかったんだろう。
……でもそんなことより
山彰「どした？体調でも悪い？」
「え？」
山彰「顔色悪い」
Aの頬を撫でると困ったように眉を下げて「山彰さんには隠せませんね」と言って笑った。
山彰「誰だと思ってるの笑 ……他のメンバーが来たら起こすから、それまで寝てな」
Aがお腹を摩っているのを見て、察した俺は膝を叩いて膝枕を促した。
「でも…悪いです」
山彰「悪くない。リハ始まってからもそんな状態だったら心配」
少しだけ強引に頭に手をかけると、されるがままに俺の膝の上に寝転んだAを見て愛おしさが込み上げる。
山彰「……薬は？」
「家出る前に、飲んできました」
山彰「そっか」
「…山彰さん、ありがとうございます」
自分の鞄からジャージを取り出してAの体にそっとかけると「山彰さんの匂いだ」と言って顔を深く埋める。
山彰「山彰さんの匂いは落ち着きますか？」
「とっても」
少し意地悪して聞いたつもりなのに、微笑みながら素直に頷く彼女には敵わない。
しばらくすると微かに寝息が聞こえて
眠っているのを確認して髪を梳かすように撫でる。
山彰「A」
当たり前だけど、呼び掛けてみても返事はない
白くて柔らかい頬をつつくと、
「んん…」
と身をよじる姿を見てどきっとした自分に
山彰「やばい変態、笑」
笑いが込み上げた
メンバーが来るまでの1時間
それまで、Aを
独り占めしてたい。
朝、携帯確認しなくてよかった
Aが扉を開けて入ってきた瞬間にそう思ったことは、俺だけの秘密。
陣「……Aは絶対来てると思ったんや」
陸「山彰もなんて、珍しいよね笑」
陣「まだ時間あるし、もう少し2人とも寝かせといたろか笑」
陸「…写メっとこ笑」
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青 - 続けてのコメントですみません...。 真っ黒な瞳に吸い込まれそうになって思わず見惚れてしまった。 これ名が抜けてませんか？ 正しくはさっきの悪戯な笑みとはではないんでしょうか？ (2019年10月21日 23時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 13「ヘアメイク」×Kazuma.Kのここの部分 さっきの悪戯笑みとは違って優しく微笑んだ壱馬くんの顔が、綺麗で。 (2019年10月21日 23時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 この作品ってメンバーさんとの色んなお話があるので短編の作品ってことなんですかね？ (2019年10月21日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茂結田(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(T ^ T)更新は不定期ですがこれからも読み続けて頂けると嬉しいです！(^^) (2017年11月25日 22時) (レス) id: 9d38b03f33 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - LDHグループ大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますこの小説最高です (2017年11月24日 14時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茂結田 | 作成日時：2017年8月21日 1時
