百の優しさ ページ49
千side
バンがセッティングしてくれたビーチパラソルの下にあるビーチベンチでゆったりと本を読んでいると
千「あれ？またパーカー着ちゃったの？湊ちゃんに脱がされたじゃん」
『着ないとここまで来れません』
なんか怒ってるな、モモがまた何かしたのか
百「A！ホントごめん！」
『謝るぐらいならこんなこと、しませんよ、ね？』
これはおこだな
千「モモ、Aに何したの？」
百「えっと…」
千「A、ちょっと見せてね？」
僕はそっとパーカーのチャックを少し降ろす
目の前に見えたのはたくさんの鬱血の後
千「ごめんね？ありがとう」
僕はまたチャックを上げた
千「モモ、これはやりすぎ」
これはAが怒るわけだ
けど…
『百さん』
百「はい！」
『三月さん達と遊んでてください。私はここで遊ばずに荷物番してるので』
百「は、はい…」
尾の垂れた犬化しているモモがドボドボと三月くん達の方へ向かった
あまりにも可哀想だから助け舟出してあげよう
千「A、さすがにあれはひどいんじゃない？」
『千さんも見ましたよね!?』
千「見たよ？水着だと隠さなきゃだめだけど仕事着着たら見えない場所にモモはキスマつけてるよ？」
『え？』
Aは自分の荷物から手鏡を取り出して自分の体を確認する
Aside
千さんに言われて手鏡を見ると確かに水着だと隠さなきゃだけど、首筋や鎖骨には一切、痕は付いていなかった
前に私が言った“見えないところならつけてもいい”って言ったことを覚えてくれてたんだ
『千さん！荷物見ててください！』
千「いっらっしゃい」
私は広いビーチを隈無く探した
『も、もさん！』
三月さん達の所ではなく百さんは一人寂しく砂遊びしていた
百「………………なに？」
しょんぼりしてる
『百さん……ごめんなさい』
私は百さんの隣に膝をついた
けど百さんは私に背を向けたまま砂のお城を作り始めた
き、器用だ…
じゃなくて！
『百さんはちゃんと約束守ってくれたのに怒っちゃって…』
百「いいんだ。理性が抑えきれなかった俺も悪かったし」
『…わ、私だって百さんと海で遊びたかったんですよ？』
百「え？」
『今度はプライベートで連れてってくれるなら今回のことはなしにしましょ？』
百「A！うん！絶対に連れてくるよっ！」
『今日は百さんと砂遊びですね』
私は百さんにそう笑顔を向けて暑い中二人で砂のお城を作った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めんへらおたくちゃん - なんかオリキャラと旧リヴァが彼女とイチャイチャしはじめてからハートすくなくなってんのうける (10月5日 19時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
珠音(プロフ) - 湊さん» 頑張るo(･ω･´o)作品速度を上げるため、百日和熟読だ…（笑） (2017年11月13日 22時) (レス) id: 6a620ce9c5 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 珠音さん» うちのももちゃんこそがエセです（震え声） 大丈夫大丈夫！しっかり百くんになってますぞ！ふぁいてぃん！ (2017年11月13日 21時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
珠音(プロフ) - 湊さん» あわわわわわッ(；´∀｀)湊のようにかけないです笑エセ百くんだ…（笑） (2017年11月13日 21時) (レス) id: 6a620ce9c5 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - さっそく読ませてもらしました(*´ω｀)更新頑張ってねぃ(*'▽') (2017年11月13日 21時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：珠音 | 作成日時：2017年11月13日 21時
