＊*照れ屋な彼女*＊ ページ1
「ちょっとニュートー！何処にいるのー？」
私は裕里。
ニュートとは幼馴染！
昔からそうだけど、ニュートは魔法動物大好きで研究熱心なのはいいんだけど、よく何処にいるか分からなくなるからちゃんと返事はして欲しいんだよね。
「もーっ、毎回言うけど返事してよねー！」
なんてぶつくさ言いながら彼の部屋へと向かっていく。
何処にいるか、なんて本当は分かってる。
けど毎回するこのやり取りが楽しかったりするのだ。
ガチャッ
「ニュートー！」
「ん〜？」
なんて適当な相槌を打ちながら手元から目線を外さずに彼は答えた。
「もー、研究熱心なのはいいけど返事くらいはしてよねー。」
「あはは、ごめんごめん。」
今度こそこっちを向いて返事をした彼。
そして彼女もまた、彼に弱いのであった。
「まぁいいけどさ！ん、それって今書いてる本？」
「うん。魔法動物の保護についてだったり色々とね。もっと色んな人に知って欲しいんだ。」
ニコニコと微笑みながら楽しそうに話す彼は、ほんとに魔法動物が好きなようだ。
「…じゃあさ、その本の読者、私が１番になってもいいかな？」
恐る恐る彼に聞いてみる。
「もちろん！寧ろ最初から決めてたよ。それに……」
彼は急に顔を逸らしながら話し出した。
「ん？」
「ぼ、僕にとっての１番はいつだって全部裕里だよ。
」
カッと顔を赤くしながら彼は告白した。
「…へ？」
同じく彼女も顔を赤くする。
「…え？ちょ、な、何言って………！？？」
驚きのあまり後ずさりをする彼女の手を引いて彼は強引に引き寄せた。
「！！！？？」
「……ずっと裕里が好きだった。でも一緒に居る期間が長すぎて裕里は僕の事を男として意識してないんじゃないかと思ってさ……」
彼は抱き締める力を強くした。
「………そ、それは私も思ってたよ！幼馴染だし、それに、そんな素振り全く無かったじゃん！」
突然の告白に戸惑う彼女。
「そりゃあ！！………裕里に嫌われたくなかったからだよ…。」
「っっ…！まじですか…」
ギュッと彼の服の裾を掴み耳を赤くする。
「……耳、赤いよ…」
彼はそっと、彼女の赤くなった耳に触れ、顔を上げた。
「………っ…！」
彼の唇が彼女の唇に触れようとした瞬間———
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うさ - 応援しています(*´▽`*) (2016年12月9日 18時) (
レス) id: b29755884d (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - チョコラさん» 評価ありがとうございます♪ ´ω` ) (2016年12月8日 2時) (レス) id: 4051c8171b (このIDを非表示/違反報告)
チョコラ - 短編最高(*´ー｀*)お星様ﾎﾟﾁｯと押させていただきます！ (2016年12月7日 20時) (レス) id: d9a05f340b (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - 黒丸ゆり子さん» コメントありがとうございます！頑張ります ´ω` ) (2016年12月7日 11時) (レス) id: b07ea3ef88 (このIDを非表示/違反報告)
黒丸ゆり子 - これからも頑張ってください！！面白かったです！ (2016年12月6日 21時) (レス) id: 3ae194ab3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2016年12月6日 2時
