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『.....はっ！！！』
いつもよりたっぷり寝たなと思ったら現実もそうだった
家を出なければいけない時間は7:30分
現在時刻、7:56分
大きなタイムロス
『行って参ります!!!!』
誰もいない家に向けてそう言うと、鍵を閉めて家を飛びだした
アスファルトを踏み鳴らし、近づいてきた信号
あ、点滅してる
『あぁぁぁぁ、これはっ...!!』
いつもは止まるはずでも今日はそんな訳にはいかない、と思ったんだろう
勢いは止まらず、そのまま走り続けた
ﾎﾞﾝｯ
『ひっ!!』
あれ、渡りきれてない?
信号は赤になっていて、私の体は誰かによって制止されていた
｢そんな急いで渡る事ないやろ
ここ、そんなに長くないやん?｣
『太陽くん?』
｢目の前で事故られても困るんやで
自分の身のこともちゃんと考えや｣
『すみません...』
先に信号の前で止まっていた太陽くんは片手で私を抱きとめてくれていた
腕を離すとポケットに手を突っ込む
｢...あれ以来やな
その、俺が無視して行った時の｣
『あ...
覚えてたんですね』
太陽くんはどこか申し訳なさそうに顔を少し下げた
覚えていただけでも私は嬉しいのに
｢おん
他の人にはそんな事思わんのにな｣
『え?』
｢まぁ、悪くは思ってないねん
名前聞いてええ?｣
『あ、白井Aって言います』
｢...｣
名前を言った瞬間、太陽くんがピクリと反応した
きっと気のせい
｢...ええ名前やな｣
『ありがとうございます...』
───────────────────────
────
｢Aちゃんって言うんや!
ええ名前やな〜!
俺好きやで!｣
─────────────────────────
初めて会った時に言ってくれた事
なんでこんな事まで覚えてるのか、自分でも不思議なくらい
幼稚園の年少だった
｢じゃあ、また｣
『はい...』
学校までの道のりが早く感じた
遅刻はせずに済んだけど、この日は太陽くんで頭がいっぱいだった
─────────────────────────
太陽side
つい優しくしてしまう
会うのは2回目やのにこの懐かしい感覚はなんなんやろ
『あ、白井Aって言います』
聞こえた言葉に違和感があった
微かに耳に残っている声と
茶色がかった瞳が俺をそうさせたのかもしれへん
｢戻れ｣
って
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか？そこら辺をよく読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2018年11月23日 14時) (
レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月6日 1時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺったんこ＠受験終るまで更新できません(プロフ) - ｵﾘﾌﾗ外してくださいね (2018年8月29日 16時) (携帯から) (レス) id: 46235445be (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - まってww名前同じなんやけどww (2018年8月29日 12時) (レス) id: cbdc9fdf5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーまい。 | 作成日時：2018年8月26日 23時
