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冬がもう迫っていた
いや、もう冬
信号の前で立ち止まると、自分の吐いた白い息が空気に混じっていくのが見えた
首元のマフラーに顔をうずめると同時に瞼が落ちてくる
祐｢A〜!!!｣
目を覚まさせるように私の名を呼ぶ声の方を向くと、祐基くんが満面の笑みでブンブン手を振っていた
信号を渡った先で待っていてくれたらしい
『おはよーございます!!』
祐基くんの耳に届くように大声で応えた
祐｢おはよ!最近さ〜、松尾と一緒に行ってるからたまには俺ともいいんじゃない!?｣
『あれは太陽くんが勝手に...』
祐｢その割には結構楽しそうじゃん!も〜正直言うと嫉妬してるんだよ俺?｣
なんで祐基くんが嫉妬するんだろう?
頬をぷくーと膨らます祐基くんに疑問を浮かべた
『いや〜、嫉妬する程ですか?私じゃなくてもいいんじゃないですか?』
｢違うのー!俺はAと一緒に行きたいの!｣
小学生のように駄々をこねる祐基くんを見ると、他の同級生の人達が大人に見える
かと言いつつ、2人でこうしていられるのが心地いいというのもある
そういえば、最近朝会うのが太陽くんだったから、久しぶりの感覚に嬉しさがあるのかもしれない
『なんで祐基くんは最近朝、いなかったんですか?』
｢朝練忙しくてさ〜。あと、Aの事を見かけても、松尾がいるんだもん!さすがに邪魔とかできないじゃん?｣
『そうですけど...あ、じゃあ3人で行けば良くないと思いませんか?』
我ながらナイスアイデアだとは思った
私の頭ではこれが精一杯
祐｢やだよ!俺は2人で行きたいの!松尾もそうだと思うよ?｣
『えー、ダメですか?』
祐｢ダメでーす｣
両手で大きくバツのポーズをした祐基くん
冗談にも見えるけど、きっと彼なりの本気の反対なんだろう
『んー...いいと思ったんですけど』
祐｢...ダメだよ｣
小さく聞こえた祐基くんの乞いは寂しく消えた
私には聞こえなかったから
『あ、期末テストもうすぐじゃないですか?』
祐｢あー!なんで今そーいう事言うのー!せっかく忘れてたのに...｣
靴箱で上靴に履き替えている微妙なタイミングで思い出した
そういや12月の初めにかけて5日間、だった気がする
中間が散々だったなぁ...
『頑張れって自分の脳が命令してるんですよ、きっと』
祐｢俺Aに言われるまで分からなかった｣
『祐基くんは救いようがないって事じゃ...?』
祐｢やめてよ!｣
中々失礼だ
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか？そこら辺をよく読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2018年11月23日 14時) (
レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月6日 1時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺったんこ＠受験終るまで更新できません(プロフ) - ｵﾘﾌﾗ外してくださいね (2018年8月29日 16時) (携帯から) (レス) id: 46235445be (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - まってww名前同じなんやけどww (2018年8月29日 12時) (レス) id: cbdc9fdf5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーまい。 | 作成日時：2018年8月26日 23時
