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『｢終わったー...｣』
2人微妙なズレもなく、見事にハモった
太陽くんがそれで吹き出した
｢全く同じやん笑
面白かった?｣
『はい、とても
太陽くんもですか?』
｢うん、俺も｣
窓側を見ると、外は既に日が暮れていた
よくこの暗さに気づかなかったな私たち...
『か、帰らなければ...』
｢ほんまや
本、返したらええ?｣
『時間ないのでとりあえず持って帰りましょう
期間は1週間あるので』
｢分かった
帰ろ帰ろ｣
早口言葉で会話をしながら急いで階段を降りる
職員室に鍵を返した後、校門に出た
｢あー待って!｣
『はい!』
｢一緒に帰らへん?｣
太陽くんの顔をじっと見つめた
自分でも予想外だったんだろう
｢夜道、危ないし...
どうせ途中まで同じやろ、道｣
『私でよければ...』
よく分からない返事をした私の隣を太陽くんがちょこちょこ走ってきた
背の高い彼が隣にいると安心する
｢断られたらどうしようかと思った
良かった｣
『理由がないですもん』
そう、断る理由なんか1つもない
ただ少し暗いのが怖いっていうのもあるけれど...
｢...あのさ
始業式の次の日、覚えてる?｣
『はい』
｢俺あん時な、ほんまにアホやってん
今もそうかもしれんけど
もう信じられへん程アホやった｣
『ん、ん?』
急にぶっ込んできた太陽くん
何がアホ?
｢人の事無視するなんて最悪やん?
しかも、Aやし...
母さんに言われて初めて気づいた
ごめんな｣
『太陽くん...』
きっと再会して初めて目が合った時の事
確かに傷ついたけども、太陽くんを責める事も何もしたくない
できない
｢思い出せてん
小学校の頃とかの、楽しかった
あの頃の俺｣
『驚いた...
私、太陽くんが私の事なんか忘れたんだと思って不安で
怖くてたまらなくて
どうしたらいいのか分からなくって...』
安心して出てきた涙が温かい
それを太陽くんは冷たい指で拭ってくれた
｢泣くなや
俺もどうしたええか分からへん｣
『こ、れで充分ですよ!
こうしてくれるだけでありがたいんですぅぅぅ』
こんな夜道で何をしているんだろう
鼻をズズっとすすると自然に笑えてきた
『あはは笑
泣くなんてまだ幼稚ですね笑』
｢そんな事ないで
泣ける事も幸せやん｣
家に着くまでの間は色んな話をした
小学校の話はもちろん、家族の話とか
でも
私の1番知りたい、中学生の太陽くんの話は出てこなかった
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか？そこら辺をよく読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2018年11月23日 14時) (
レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月6日 1時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺったんこ＠受験終るまで更新できません(プロフ) - ｵﾘﾌﾗ外してくださいね (2018年8月29日 16時) (携帯から) (レス) id: 46235445be (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - まってww名前同じなんやけどww (2018年8月29日 12時) (レス) id: cbdc9fdf5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーまい。 | 作成日時：2018年8月26日 23時
