ドSの後輩は先輩を暗殺したい

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『先輩って今幸せですか？』






善「は？急にどうしたんだよ」






『いや、先輩って童貞で年齢イコール彼女いない歴で……

　凄くかわいそうだなと思ったので』







善「失礼だなｧｧｧｱ‼

　 俺は彼女ができないんじゃなくて作らないの！

　 まずな⁈お前の面倒見なきゃいけないからそんな暇ないの‼

　 お前をほっといたら大変な事になりそうだから俺が手綱を引いとかないと‼」







『先輩は……師範はいつもそう』







善「師範……？」







『自分よりも他人優先で

　いつも損するのに馬鹿みたいに優しくて……

　例え偽りの世界でも貴方は変わらないんですね』







善「なんの、ことだよ…」







『少しの間だったけど…また師範に会えてよかった』







綺麗に涙を流すAに何も聞けなかった







いや、聞いてはいけないような気がした









「……………使うのか？」

『うん、だってあの人に会いたいから…』

「でもそれを使えばお前は死ぬじゃないか！」

『鬼血術 夢の浮橋』



「………それがお前の選んだ道なんだな…」

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