続! 迷ヰ犬とバレーボール 【文豪ストレイドッグス】×【ハイキュー!!】

国「七十二話目？」 ページ30

国見saido



何処だ？

綾乃は何処なんだ。

またねなんてあるか判らない。

もう二度と会えないかもしれない。

だから、お前に云わないと。

国「！見付けたッ………！」

青城のジャージを着たお前の手首を掴む。

国「綾乃ッ……！」

綾「済まない国見君。」

そう云って簡単に解かれた包帯だらけだか白くて華奢な腕。

国「………ッ……謝るなら最初からするなよ………。」

そう云うとお前は困ったような笑顔で振り向く。

綾「それは……無理かな。」

この会話……何処かでしたような………。

嗚呼そうだ、お前が入水して助けた時にしたんだ。

最近な筈だ。

なのに何故か遠い昔のような気がしてしまう。

綾「有難ね、国見君。」

突然、そんな事を云うから

国「………は？」

綾「少しの間だったけどね、君達が居る排球部で任務が出来て本当に佳かった。」

優しく、微笑む。

綾「もう支える事は出来ないけど、春校予選、勝ち抜いてよね。」

………背を向けたお前に俺は云う。

国「観に来いよ、どうせ暇だろ。」

綾「幹部を嘗めないでほしいね。………まァ、時間があればね。」

絶対、優勝して春校に行ってやる。

ド「七十三話目です。」→←芥「七十一話目らしいぞ。」

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