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4つ目のコメント ページ32

そのままヴォルについていき、大きな道へと出た。
ヴォル「少しペースを落とすぞ。体力を残しておけ。街の中は一気に駆け抜ける。人間に見つかったら、問題だ。」
何を言っているんだ?俺の頭の中にはヴォルの言葉が反芻して聞こえた。頭に入ってこない。俺は今何をしている?広大な荒野を駆け抜けている。俺は自由だ!何故こんなものが頭をよぎる?いつものように親父と競走をして、負けて悔しくて、でも楽しくて、そんな日々を過ごしていたんだ!頭が狂ったのか?現実はそう甘くない。俺の自由は無限だ!無限…夢幻…む…げん
ヴォル「おい!いい加減現実を見ろ!あいつは死んだんだ!お前らはそうなりたいのか?」
ヴォルの言葉に息を飲んだ。そうだ、俺達は自由を目指しているんだ。そのためにも、逃げなければ。目の前に月明かりが見えてきた。出口だ。
リノ「着いたのか。」
ヴォル「ああ。ここからは走るぞ。」
そう言われて、身構えた瞬間である。声が聞こえた。人間の声が。
人間「おい、いたぞ!あそこだ!」
ロックス「まずい!もう追いついたのか!」
ヴォル「行くぞ。走れ!」
ヴォルに続いて走り出した。街には明かりがほとんどくなく、ヴォルから少し離れれば、見えなくなってしまいそうだった。しかし、リノはもう遅れかけてしまっている。馬に乗った人間に追いつかれてしまいそうだった。だが、人間は追いつく前にスピードを緩めた。そして、懐から銃(恐怖)を取り出した。リノはそれに気づかず走り続ける。
バーン!!!!!
バーン!!!!!
バーン!!!!!
リノは足だけを撃たれたのではなかった。全身を撃たれ、そのまま倒れ込んだ。殺された。俺達の目の前で。俺達はまた仲間が殺される瞬間を見てしまった。俺達も、いや、俺もああなるのか?嫌だ。死にたくない!俺は、より一層走る速さを上げた。
ヴォル「そろそろ出口だ!」
もうどれくらい逃げたのだろう。星が輝いているのを見ると、まだそんなには経っていないのだろう。ヴォルに続いて街の出口から荒野を駆け抜ける。見ると、人間の姿はもう見えない。ヴォルが止まった。

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不登校の自殺志願者 - コメ欄から来ちゃいました!!いやぁー凄いですよね。めちゃくちゃ続いてる。私が見た時は500コメ超えてました。 (2019年5月15日 11時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コメ欄の作者達 | 作成日時:2017年8月17日 22時

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